2015年1月31日土曜日

イスタンブール旅行記(2日目その4 カドゥキョイで夕飯)Salkim Sogut

この日は朝から冷たい雨が降っており、持参した春物のコートでは肌寒く
何枚も重ね着をして対応していたのですが、午後になると雨も上がり
午後、アヤソフィアから出た時にはまばゆいばかりの日差しが現れておりました。
(知人曰く、イスタンブールの1日の天気には四季がある、というほど天気が変わりやすいらしい。確かに…)

せっかくなので、フェリーに乗ってカドゥキョイへ行ってみることにしました!
元々イスタンブールに惹かれたのも、アジアとヨーロッパが交差しているから。ヨーロッパ風の洗練とアジアのごちゃっと感が両方ミックスされている雰囲気を味わいたいと思ったのです。


フェリーが着くと…なんとなく、ヨーロッパ側とにおいが違います(実際のにおいではなく、私が肌で感じる空気感というんでしょうかねぇ)。もっと、ひとの暮らしのにおいがする気がします。ヨーロッパ側で私がたまたまそのときそういう場所を訪れてなかっただけかもしれないですけど。





夕飯のお店に行く前に街をぶらぶら。アジア側の物価はヨーロッパ側より安いと聞いていましたが、確かに安い!石鹸も、同じものが安く売っていて思わず興奮してまとめ買い!
お店のおねえさんも観光客にあまり慣れていないのか、私がトルコ語で「ありがとう(Teşekkür ederim)」というと、奥にいたおっちゃんに「ちょっとーこの外国人トルコ語でありがとうって、ありがとうって言ったわよーーー!(妄想訳)」と、大興奮。そ、そんなに喜んでいただけるとは…。挨拶だけでも覚えていって良かった。







鮮やかな八百屋やグローサリー、オリーブの専門店(すごい種類のオリーブが売られてて、見てるだけで楽しい)自然化粧品の店などを眺めつつぶらぶら歩きしているうちに陽も落ちてきたので、トラムに乗って夕食のお店の近くまで移動です。帰りに歩いてみたら、トラムに乗るほどの距離ではなかったのだけども、トラムは風情があってとても可愛いので乗ってみて良かったです(トラムヴァイやメトロのように停留所が表示されないので注意な…)。

目指したのは「Salkim Sogut」というお店。チヤなどの有名店も候補だったけども、こちらに来てみました。こじんまりしたとても可愛らしい内装の、落ち着くお店です。



近所にこんなお店があったら通いたい!って感じ。お店のおねーさんとおにーさんも、とってもとっても笑顔が素敵でやさしい。

前菜はショーケースを見に行き、ビベルドルマを選びました。
この、パンがとっても美味しいー!


メインはキョフテ。
ここのキョフテを食べて、ああ、キョフテってこんなに美味しかったんだ!と思いました。スパイスと、中のジューシーが絶妙。ピラウも美味しいです。すごく丁寧に作られてるのがわかる。



ああ美味しかった…。チャイでもいただいて帰ろうかね、なんて思っていたら、デザートをサービスしてくれました。感激…!
もう既にお腹いっぱいだったのですけど、食べないわけにはいかーん!(しかも、とっても美味しかった)タクシムに戻ってからどこかでデザートを食べようかなぁなんて思ってましたが、この夜はここでのんびりすることに決めました(笑)


お店を出るときも、おにーさんとおねーさんの2人で見送ってくれました。素晴らしくいいお店。きっとまた来る!

フェリー乗り場まで向かう途中も、たまに足を止めて賑やかな夜のカドゥキョイの街の様子を眺めたり、猫と遊んだり、ああ、なんていい夜なんだろう…。

と思いつつフェリー乗り場についたら、ちょうどフェリーが出たところ。さぁ、次のヨーロッパ側へのフェリーは何時かねぇ?カバタシュまでのがいい時間にあるかしら?なんて思っていたら…

非情にもフェリー乗り場のシャッターが下りていくではありませんか…

え…

なんと、先ほど出発したのが最終フェリーだったようです…。ははは。
猫と遊んでる場合ではなかった…。

これはタクシーで戻るしかないか…海峡またぐから高いよなぁ、現金足りるかなと血の気がひいていくわたくし。しかしいちかばちかで調べてみたら、メトロなどを乗り継いでタクシムまで戻るルートがありました。ああ、iPad miniにSIMぶっこんでおいてよかった。インターネットすごいよ。文明ってすばらしい。

そんなわけで、遠回りしたものの無事にホテルに戻ることが出来たのでした。

Salkim Sogut
Caferaga M. Miralay Nazim S. 2, Istanbul, Tyrkia