2015年2月2日月曜日

イスタンブール旅行記(3日目その1)エディルネへ行くの巻

この日は、イスタンブールからちょっと離れて日帰り小旅行です…。

トルコ西部、ギリシャとブルガリアの国境近くにエディルネという街があります。そこに建築家ミマール・シナンの最高傑作「セリミエ・ジャーミィ」がありまして。

それをどうっっっっしても観たい!と思いたち、片道3時間以上かけて出かけて参りました。旅行に行く前に夢枕獏の「シナン」も読んで、ますますセリミエ・ジャーミィへの思いを熱くたぎらせておりました。


まず、エディルネへ行くにはイスタンブールの旧市街側にあるOtogar(オトガル)から高速バスに乗って出かけます。中心部から、Otogarまでがちょっと距離があります。私が宿泊していたタクシムからバスがあるという情報もあったのですが、朝早めの時間には出かけたいし、バスだと時間が読めないのでトラムヴァイやメトロを乗り継いで行くことに。

で、あれこれ効率的な行き方を調べていたら、アクサライでT1(トラムヴァイ)からM1(メトロ)に乗り換えるのは少し歩くしアクサライ付近は治安がちょっと…というようなことが書いてあり、T1でゼイティンブルヌまで行ってからM1に乗り換えるのが楽だよ、とのことだったので、行きはそのルートで行くことにしました。しっかしT1でゼイティンブルヌまでが…おっっそろしく遠い!中心部を離れると駅間も長くなりますからね。帰りは食事するためアクサライで降りて、結局M1の駅からT1の駅まで歩いたのですが、全然歩くのが苦な距離ではなかった。というか私元々歩くの好きだし。

そんなわけで若干気が遠くなりながら到着したオトガルですよ…。写真

だーん。

見よ、この殺風景な感じ…。だだっ広くて非常に不親切なことになっております。
というか、やたらうざいくらい親切過ぎる日本が気持ち悪いのかもしれないですね。少しぐらい突き放されてるくらいがちょうどよい距離感ですよ。
M1の改札を出たら右と左にそれぞれターミナルがあるけど、どっちにどこ行きのバスがあるのかなんてご親切に表示されてるわけがない(少なくとも、私は気が付かなかった)。ここは自力でなんとかするしかねぇっす。

とりあえず右側のほうに出て、適当なカウンターでエディルネへ行きたいことを告げる。すると、反対側(改札を出て左側)なんだそうな。番号を教えてもらったのでその番号のカウンターを目指す(カウンターというか、個別の店舗のような作りになっているですよ)。300以上あるんですってよー。

エディルネ行きのバスを運行している会社は幾つかあると聞いていたのだけど、ひとつめの会社では次のバスが1時間ぐらい先、次に飛び込んだところでは30分後ぐらいに出るとのことだったので、面倒だからそこにしました(笑)。


なんとか手に入れたチケットがこちら。
写真

名前は消してますが、その横にある「Bayan」という文字は、女性という意味。
ユルいとはいえイスラム教の国、連れではない男性と女性が隣同士にならぬよう配慮がされているのです。

そのため、ちゃんと座席番号も割り振られているのですが私ったら座席番号を見落とし(上ばかり見てたら下の方に番号があったのに気がついたのは帰りのバス)空いてるところにちょー適当に座りました。座り心地もいいしキレイだし、快適!さすが高速バス大国だねぇ~。

モニターが個別についててヘッドフォンもあるし、エンターテイメントも楽しめるし(トルコ語さえわかれば)お世話係のおにーちゃんがおやつや熱いチャイなどの飲み物出してくれるし、おにーちゃんにWifiのパスワード教えてもらったのでネット環境もあるし、トルコのバス旅行最高~!と思いました。

おにーちゃんに頼めばチャイはおかわりし放題(だと思う。前に座ってたおばちゃんがおかわりしまくっていた)。
写真

続きます。