2015年6月27日土曜日

ウズベキスタン旅行記(その5)タシケントからサマルカンドへアフロシャブ号鉄道の旅

さて、一晩開けてタシケントからサマルカンドへ鉄道で移動です。朝早い出発だったので、Advantourのおっちゃんのアドバイスに従って前日のうちにフロントにお願いしておいたら、チェックアウトの時にサンドイッチと果物を持たせてくれました。同じく前日のうちに頼んでおいたタクシーも時間通りに到着し、タシケント駅へ。

こんな感じの、ハムとトマト、きゅうりのトーストサンドです。パンは固い。




この時、ホテルが呼んでくれたタクシーだからと余裕かまして乗るときに金額の確認をしておかなかったら、いざ降りるときに15000スムと言われました…。その時は朝で眠くて交渉するパワーもなかったし、相場もよくわからないし(フロントで前日に聞いたら10000~15000の間ぐらいとテキトーに言われてはいたのだけど)スーツケースもあるしなぁ~ということで素直に15000スム払って降りました(やっぱり高いよな、とサマルカンドから戻ってきた時に実感することになりました)。

まず、駅の敷地内に入る時にセキュリティチェックがあってバッグの中を見せたりパスポートやチケットのチェックをされます。なので駅の敷地内には変な人はいません(笑)が当然(?)その外にはホームレスのおっちゃんやジプシー系のおばちゃんがいたりします。
駅の構内に入り、ここでもう一度パスポートとチケットのチェック。
私が今回乗ったのは「AFROSIYOB(アフロシャブ)号」。ウズベキスタン最新の高速列車です。ホームに向かうと既に列車は到着していました。ホームに入場するときにももう一度チケットのチェック。自分の乗る車両を教えてもらいます。

このアフロシャブ号、ウズベキスタンを侮ってたよ申し訳ありません、と思わず謝ってしまうほどピッカピカ。案内をしてくれる乗務員の表情も誇らしげですもん。可愛い乗務員のおねえさんがいたので思わず写真を撮らせてもらったりしました(笑)





ウズベキスタンの列車、空調が効かずに暑いというつぶやきを数日前のTwitterで見ていたので2時間半の旅大丈夫かな~と心配してましたが、まったく問題なく、むしろ冷房が効きすぎてちょっと肌寒くなったので上着を羽織ったほど。

ホテルでもらったサンドイッチと果物を食べたら少し眠くなったのでウトウトしましたが、ほとんどを車内のモニターで放映されていたウズベク映画を観て過ごしました(笑)。単純なストーリーなのでウズベク語が全くわからなくてもだいたいは理解できました。

ウズの車窓から…のどか過ぎる。



おやつも支給され、めちゃめちゃ快適な列車の旅でした。エコノミークラスでそうなのだからビジネスクラスやVIPクラスはどんなもんだったのだろう?アフロシャブ号に限ってはエコノミークラスで充分だと思います。
(実際に駅で購入する金額とは異なると思いますが、私が手配依頼したAdvantourでの価格表です。ご参考まで。http://www.advantour.com/uzbekistan/trains.htm

支給されたおやつ。レーズンとクリームがサンドされたでっかいしっとりクッキー。大味だけど、なかなか美味しかった。




大満足のうちに2時間ちょっとでサマルカンドに到着です。続きます。

2015年6月21日日曜日

ウズベキスタン旅行記(その4)タシケントで初日の夕食

その3からの続きです。
間違って乗ってしまった地下鉄ウズベキスタン線でアイベック駅まで行き、ユーヌサバッド線でミング・オリク駅からアミール・ティムール・ヒヨボニ駅と直結しているユーヌス・ラジャビイ駅まで行こうと思っていたのですが…ここでも新たな困難が。

アイベック駅でどうやってミング・オリク駅に乗り換えたらいいのかわからない…。

絶対表示はあると思うのですよ。しかし言葉が全くわからないので(しかも駅内の表示はキリル文字がほとんど)どうやってミング・オリク駅に向かったらいいのか見当もつかないのです。

結局コワモテの警備のおばちゃんに訊いて教えてもらいました。一見怖そうだけど親切な人が多いです。一生懸命教えてくれても言葉がわからないという悲しさはありますが、身振り手振りで教えてくれるのでだいたいわかりました。「ウズベキスタンに来るならウズベク語かロシア語マスターしてからにしなさいよ!」と思われて冷たくされても仕方がないのに、現地の皆さんの思いやりと根気強さに助けられる旅です。

地下鉄の乗り換えは、だいたいホームの中央に地下に降りるか上に昇るかの階段がある場合はそこをひたすら進むと成功する、ということを学びました。どちらもない場合(パフタコールとか)は警官や職員に訊くのが吉!

無事にユーヌス・ラジャビィ駅に到着。どこの出口から出たらいいのかなんてわかりませんので、とりあえず野生の勘で適当なところから地上に出ました。
そこで気がついたのが

Wifiをホテルに忘れた……。

そうです、あろうことか旅の命綱であるポケットWifiをホテルに忘れて来てしまったのです。出かけるまでの間念の為に充電しておこうと思ったのが運の尽き…。これではますますどうしたらいいのか途方に暮れてしまいます。

幸い、行こうと思っていたお店の地図のキャプチャをオフラインでも見れるようにEvernoteに貼り付けていたので、それと地球の歩き方の地図を頼りにお店に向かいました。
しっかし、タシケントの道はいちいち広いし、1ブロックも長いので地球の歩き方の地図では近く感じる距離がぜーんぜん!歩いても歩いても「まだー!?」ってくらいにかかります。ウズベキスタンホテルの近く、イメージではお店がたくさん並んだ賑やかな通りなのかと思いきやそうでもないし。しかも小雨まで降りだして心細さMAX…。

まぁ、そんなこんなで、なんとか辿り着きました。

Plov-samsa.uz
時計台のあるイスチクボル通りを進んだところにあります。通りの建物(別の店)の脇に大きな看板があるので、そこから小道を奥に入るとわかります。

初めてひとりで入るウズベキスタンのレストラン、どきどきです。
が、お店のおにーちゃん達は全く目もくれません。どーすりゃいいんだー。



とりあえず1人とっ捕まえて「プロフ、オシュ」を連呼しました。私がウズベク語が出来ないことを察すると、隣の建物(2つの建物にまたがっている)から英語が出来るおねえさんを連れてきてくれました。よかったー!リサ・クードロー似のべっぴんさんです。

サモサも美味しいらしいので気になったのですが、まずはプロフ…。そしてもちろん、熱いチャイも注文。プロフは油っこくてその慣れない油で日本人は胃を壊しやすいと聞いていたので、とにかく熱いチャイをこれでもか、これでもかというほどグビグビ流し込みながら食べます。

 
なんかもう…このテーブルクロスと食器で感無量…。プロフ、美味しく頂きました。

外にはチャイハネ台(正式名称わからず)もあって、ここでのんびりお茶飲んだらさぞかし気持ちがいいだろうなーと思いました。



すっかり気分がよくなり、地球の歩き方の地図に「スーパーマーケット」の文字が見えたので、せっかくだから腹ごなしに行ってみようと思って向かったら、歩けど歩けど辿りつけない…。思った以上に遠いんですよ。街灯も多くないし、ここで迷子になったら洒落にならん、ネットワークもないし…と途中で諦め、地下鉄の駅の場所を聞きまくりながら帰路につきました。ぐったりしながら初日の冒険が終わりです…。

続きます。

2015年6月14日日曜日

ウズベキスタン旅行記(その3)はじめてのタシケント地下鉄

一息ついて、いざ街に出ます。さすがにちょっと緊張。

ホテルから最寄りの駅まで、最初は「地球の歩き方」の地図を参考にしてしまいかなり遠回りで20分ぐらいかかってしまいましたが、後半サマルカンドから戻ってきた際に近道を発見したら、一番近い入口まで10分もかからなかった!ぎゃふん!
到着した日は小雨が降ったりいまひとつ天気が良くなかったのもあり、街並みが殺風景に見えてものすごく心細かったです。



そして初めてのタシケント地下鉄。
事前に調べてはいましたが、地下へ降りる階段のところに警察官が立っています。大きなメッセンジャーバッグを抱えた外国人の私、見るからに怪しく呼び止められました。
カバンを見せるように言われていますがよくわからず「???」となっていると、通りすがりの美人のお姉さんが「こうするのよ」という感じに自分のバッグを開けてその警察官に見せて教えてくれました。美人な上に優しいとか、最高!

1000スムでジェトンというトークンを買って、改札に向かうとそこにも警察官が立っています。全員ではないですがそこでもカバンを見せるように求められ、パスポートのチェックもあります。ウズベキスタンではいつ警官に提示を求められても良いように、常に携帯しておかなくてはならないのです。
「Tourist?」「Yapon?」などの簡単な質問をされるだけで心配無用、難癖つけて賄賂を要求されたりはしませんのでご心配なく。ホテル最寄りの駅では一度見せたら顔を覚えられたのか、2回めからは「サローム」と挨拶するだけでチェックはされませんでした。

タシケントの地下鉄駅のホームや構内は、駅によって差はあれどうっとりするほど美しいのです。その美しさをお伝えしたいのですがタシケントの地下鉄は撮影厳禁…。ホームにもパトロールの人がいるのでこっそり撮ろうかとも何度も思ったのですが、iPhoneごと没収されてもとっても困るので我慢しました。代わりにこちらのページをご紹介しておきます。

おそロシ庵「ウズベキスタン、タシケントの地下鉄駅が豪華ですごい」
http://osoroshian.com/archives/43096516.html
私のホテルの最寄駅であるパフタコールとアリシェール・ナヴォイの乗り継ぎのエスカレーターの壁や天井もうっとりして口を開けてしまうほど美しかったです。これだけでもウズベキスタンに来てよかった、とちょっぴり思いました。

地下鉄の駅もホームも車内もなんとなく薄暗いけど、何度も乗っているうちにその薄暗さが心地よくなってきます。構内の案内板などは基本的にキリル文字。ホームの壁に書かれている駅名もキリル文字なので、やっぱり読み方だけでも覚えておいてよかったです。うっかり降り損なう可能性ありますからね、読めないと。駅を発車する時のアナウンスをよく聞いていると、最後に次の駅名を言うのでそこに気をつけておくのもひとつの方法です。

そして初めてのタシケント地下鉄体験…。
チランザル線でムスタキリク・マイダニ駅へ行き、ぶらぶらした後アミール・ティムール・ヒヨボニ駅へ行って夕食を取るつもりだったのですが、私が乗ったのはウズベキスタン線…。本当はチランザル線のパフタコール駅で乗車しなければならなかったのに、何も気にせずアリシェール・ナヴォイ駅からウズベキスタン線に乗ってしまったのです。連結してる駅でも駅名が違うので、そこもちゃんと確認しなければなりません。しょっぱなからやっちまったーーーー!!!

仕方なくムスタキリク(略)駅へ行くのはやめて予定変更、アイベック駅に向かうことにしました。続きます。

参考:タシケント地下鉄Wiki


2015年6月7日日曜日

ウズベキスタン旅行記(その2)到着編

いよいよ成田からタシケントへ向けて出発。
前述の通りウズベキスタン航空は事前のオンラインチェックインが出来ないので、念のため2時間前目標で早めに成田へ。遅延も多いと聞いてましたが出発は時間通りでした。機体も普通で、特に古いということもなく。あれ、ぜーんぜん余裕じゃん!
チェックインの時に気が付きましたが個人旅行とおぼしき旅客は本当に少ない…。機内はお金持ちリタイヤ世代の添乗員付き団体ツアー客がほとんどでした。

いや、まぁいーんですけど、あちこち席を行ったり来たりして「△△さんこの席だったの!」「ほら◯◯さん見てー」「あらーあの山すごい!」みたいなのが機内で延々繰り広げられるので「修学旅行の新幹線の貸しきり車両のようだ…」と思いました…。けっこううるさい……。はしゃぐじいさんに頭を殴られたり…(もちろんわざとじゃないですけどね)

目指すタシケント航空は世界の空港ワーストランキングでも5位にランクインの素敵な場所です。旧ソ連体質の名残で職員の皆さんのやる気もないし事務的だし入国や税関手続きの割り込みも激しいのだそうです。(韓国経由にしなかったのは、少しでも割り込みのストレスがないように…という理由もありました)

事前に「タシケントの中心で、愛を叫ぶ」さんのこちらのページを参考にさせて頂いていたので(他のページにもたくさん助けて頂きました!)、以下の準備はしておきました…

1. スーツケースにはFragileタグを付けてもらう
このおかげか、割りとすぐに出てきましたよー。

2. 座席は前のほうにしてもらって、着陸しドアが開いたら入国審査へ猛ダッシュ
…他の旅客はほとんどご高齢だったので、ダッシュする必要もなくぶっちぎりの1位で入国審査カウンターにたどりつきましたけどね…。
ビジネスクラスは入国審査等の手続きも優先で出来る別のカウンターがあるようで、私が猛烈な勢いで早歩きしていたら職員のおねーさんたちに何度も「ビジネス?」と訊かれました。ビジネスだったらこんなに必死で早歩きする必要ないっちゅーねん!

3.税関申告書は機内で書いて準備万端にしておく
税関申告書についても「タシケントの~」さんのこちらのページで事前に予習しておきました。

入国審査のカウンターもすぐに通過、スーツケースを受け取り、やや緊張しつつ税関申告へ挑むも全く問題なし!
何故か日本語ペラペラのおにーちゃんでした…。途中、同僚が話しかけに来て、私の手続きまだ途中なのに話に行っちゃったりしたぐらいですかね。ゆるーい感じで想定の範囲内です(笑)。

Advantourにピックアップを頼んでいましたが、普通だとゲートを出た待ち合いスペースに自分の名前のプレートをもったドライバーがいるかな?と思うところなのですが、それらしい人は全くいません。
あれ…やばい。電話してみたほうがいいかな…。
やや動揺しながらウロウロしていると職員のおにーちゃんに「外に行ってみなさい」と言われたので建物の外に出たら、囲いの外に白タクのおっちゃんやら迎えの人々がわらわらといました。空港の建物に入るのにはセキュリティチェックが必要なので、囲いの外での迎えになるみたいです。
AdvantourのTシャツを着たドライバーのおっちゃんにすぐに会えました。よかったー。

ここでわたくしおっちゃんに相談…。
「準備編」で述べましたとおりウズベキスタン航空はリコンファームが怪しい航空会社。着いた日のうちに出発ゲートのカウンターでリコンファームを済ませてしまおうと思っていたのです。しかし、出発ゲートに行くにはまたセキュリティチェックを通らなくてはなりません。しかもその時、めちゃめちゃ人であふれておりました。
おっちゃん「ホテルに向かう途中に航空会社のオフィスがあるので、寄ってやるよ!」とナイスな提案。おっちゃんが手伝ってくれて無事にリコンファーム出来ました。このサービスも考えると、割高とはいえピックアップを頼んでよかった。自分だけだったら絶対こんなにサクッと済まなかっただろうし。

何故かホテルの少し手前で車を停めて鉄道のチケットを受け取って支払いを済ませ、ホテルまでの間「明日の朝タシケント駅まで車はいるかい?15ドル」みたいな営業をさらりとかわし(要らないというとあっそう、って感じだったので、別にその後しつこく言われたり態度が変わるということもなかった)ホテルに到着。

ホテルは地下鉄パフタコールとアリシェール・ナヴォイの2路線が仕様出来るロケーション(2駅は繋がっていて中で乗り換え出来るのですが、駅名が変わるのです)でなかなか悪くなかったです。チョルスー・バザールのあるチョルスー駅にも2駅でしたし。
部屋はこの日は夕方に着いて翌朝は早い出発で、寝るだけなので狭いシングルでいいやーと思って予約したら……本当に狭かった(香港のホテルよりはマシだけど)。ベッドは「気を付け」でないと寝れないなという幅で、微妙に短く見える。バスタブ付きだと勝手に思っていたけどシャワーのみでした。バスルームはそれなりの広さがありましたけどね。うん、いい感じの独房感でした。

フロントのおねーさんは美女。一瞬そっけないかと思いつつ、サマルカンドから帰ってきた時にちゃんと覚えてくれてて他の宿泊客の対応中だったにも関わらず私の顔を見てニッコリしてくれた。わーいわーいやっぱりウズベキスタンは美女率高いよー。

(続きます)

2015年6月2日火曜日

ウズベキスタン旅行記(その1)旅の準備編

5月の連休明けにウズベキスタンに旅行に行って参りました。
大変なこともたくさんありましたが、振り返るととってもヘンテコで面白い旅になりました。また行きたいと既に思っているくらい!
旅の準備で大変だったのがガイドブックが非常に少ないこと。現在手に入るものでは「地球の歩き方」以外はほぼ皆無です。なのでネットでウズベキスタンに旅行された方、留学された方などの情報を必死にかき集めてEvernoteにぶっこむ日々でした…。ネットがある時代でまだ助かりました。皆様ありがとうございました。

自分の備忘録も兼ねて、今回の旅行準備および旅行中のTips、自分がどんな点が心配で現地に行ったら解決した、などなども含めて旅の記録を更新しておきたいと思います。ひょっとしたらどこかの誰かのお役に立てるかもしれない・・・。私の勘違いとか情報不足もあるかもしれませんが、そこには目をつぶっていただければ幸い。

ビザ
詳しいことはガイドブックなど参考にしていただくとして、観光でも1日でもビザが必要です。
白金高輪から10分ぐらいのところにあるウズベキスタン大使館にビザの申請に行きました。遠方の場合は郵送でも大丈夫だそうです。私が申請&ピックアップに行った時にいたのは旅行代理店の人ばかりだったけど(リストを読み上げるのでわかる)そんなに難しいこともないし、個人でも余裕で申請可能だと思います。
フライトの予定きっちりに日程を記入していたら、職員の方に「余裕持って申請したほうがいいですよー」と直していただきました。大使館の方、かなり気さくです(笑)。10日ちょっと経ってピックアップに行ったら「◯◯さん、出来てますよ~」と名前を覚えててくださいました。それだけ個人申請が少ないということでしょうな。きっちり1週間ほどで出来るようです。

フライト(ウズベキスタン航空)の予約
いろんな人に「そんな航空会社あるの!?」と言われたウズベキスタン国営航空…。
成田空港から週に2回、タシケントまで直行便が飛んでます。それ以外だとソウル経由でアシアナ航空と大韓航空で毎日飛べるらしい。しかし私は乗り継ぎが面倒だと思ったのでウズベキスタン航空の直行便を選びました。それが果たして吉だったのか凶だったのかはわかりません。
予約は某旅行予約サイトを通じて予約。ネットでは「ウズベキスタン航空はリコンファーム必要」と書いてあったり、国内線のみ必要と書いてあったり、情報が混在していてはっきりしないので旅行予約サイトに問い合わせたら「確定はしていますが念のため航空会社へ直接お問い合わせください」との回答。ぬー。
メールで問い合わせたらこのメールでリコンファームしてくれるとのこと。しかしこのやりとりが…ぬるい。必要な情報をまとめて1本のメールで訊いてくれれば1往復のメールで済むのに、ひとつ返信すると次の質問、また返信すると次の質問、という感じで「最後の質問です」って書いてあった時には吹いたわ…。
せっかちな方は電話してしまいましょー。
帰りのリコンファームについては旅行記にて。

鉄道の予約
今回は二都市を旅行。タシケントからサマルカンドまで鉄道で移動しました。
(人気のヒヴァやブハラも気になったけども、ひとつの街をゆっくり極めたいタイプなので今回はニ都市におさえました)
基本的にはなんでも自分で手配したいタイプなのですが、あれこれ調べるにつけタシケント駅での切符の購入が大変そうだったのと、到着した翌日にはサマルカンドに移動したかったので現地の代理店に依頼しました。
お願いをしたのは「Advantour」http://www.advantour.com/
ウズベキスタンだけでなく中央アジア全域で手広くやっている会社のようです。日本語のページも限られていますが一応あります。しかし日本語のページから依頼をしても結局メールは英語で返ってくるので、最初から英語のページより依頼をかけたほうが二度手間にならずに良いと思います(笑)
レスポンスはかなり良いです。英語もわかりやすくて丁寧な印象。(えーっと正直ウズベキスタン航空の日本事務所よりもよっぽど良かったです…)
チケットの受取は現地オフィスに取りに行く、宿泊先ホテルに持ってきてもらうなど選べますが、私はタシケント航空脱出でかなり疲弊すると聞いていたのでそこからタクシーの交渉をすることを考えたら面倒くさく、初めての場所だし到着時のみピックアップの車をこの会社に手配してもらって、その時の受取にしました。
タシケント空港到着の時のエピソードは改めて書くとして、現地で多少の営業はありつつ(当然一応聞くよね、というレベルで全然しつこくない)断っても全然後腐れなくその後もナイスで、とてもいい会社だったと思います。

Wifi
台湾やトルコでは現地の通信会社のプリペイドWifiを購入して使いましたが、ウズベキスタンはハードルが高い…。売っているらしい情報は掴んだのですがいかんせん英語が通じない場所でというのはかなり困難。あきらめて成田でピックアップが出来るWifi端末をレンタルしました。
調べた限りではウズベキスタン向けWifiの取扱があるのは2社、グローバルWifiとグローバルデータ(通称イモトのWifi)。余裕かましていたので3週間ぐらい前になって以前使用したことがあったグローバルWifiに問い合わせてみたところ、この期間は在庫がありませんとの回答…。大慌てでイモトに問い合わせたら無事に予約出来ました。ありがとう。
通信速度が遅かったり不安定だったりしましたが、先述の通りガイドブックの情報が果てしなく少ないので絶対にネットワークは確保したほうがいいと個人的には思いました。到着した日にホテルで充電したままWifiを忘れて出かけてしまった時の心細かったこと…!街の中にはWifiを提供しているようなカフェなどはものすごく少ないし(そんな情報すら拾えない)地図や情報に外でも繋げるし、郵便局に行った時や現地の人たちと乗り合いタクシーで移動した時にGoogle翻訳アプリに繋げるのも助かりました。命綱。

言葉
ウズベキスタンはウズベク語でっす。
「旅の指差し会話ウズベク語」などという素敵なものも売っていないし、ちょうどいい感じのテキストが売ってる気配もなかったので、ネットで拾ったウズベク語会話集にお世話になりサバイバル的フレーズを付け焼き刃的にいくつか覚えていきました。ウズベキスタンではほとんど白タクなので(タクシー会社の名前が書いてあるちゃんとした風タクシーでも価格交渉要)数だけは覚えておくと便利だと思います。トルコ語と共通点多い気がしました。
あと、いろんな場所での表記はキリル文字が多いので、読み方を覚えておいたのですがそれも助かりました。食堂でのメニューもキリル文字だけだったこともあるし、タシケントの地下鉄のホームの壁にでっかく書いてある駅名がキリル文字なので、パッと見てわからないとうっかり降りそびれる可能性も!?

持って行って良かったもの
習い事関係の方でウズベキスタンに行ったことある方がチラホラいたので(それ以外は皆無)話を聞いたところ、とにかくみんな口を揃えて「トイレットペーパーは持っていけ」と…。「とにかくひどいから!」と…。そこまで言うなら、とトイレットペーパーの芯を抜いたものをひとつと、水で流せるタイプのポケットティッシュをわりとたくさん持って行きました。
ホテルに到着したときはそれなりのクオリティのものが設置してあったので、ウズベキスタン恐るるに足らずと思っていましたが、バザールやらレストランやら、おトイレおばちゃん(1回だけ「おトイレおっさん」もいた)にチップを渡すと、明らかに手でちぎった体の紙やすり状のものが無愛想に配給されるという…。うん、持っててよかった。

あとは、みなさんツアーで行かれていてその中に何人も胃腸を壊す人がいたそうで、胃腸薬はたくさん持っていくように言われました。プロフはたくさんの油で炊くし、羊肉の油も日本人はあまり慣れてなくて胃にたまりやすく、暑さゆえの冷たい飲み物とのコンボで胃がやられるそうです。私は冷たい飲み物は極力控え、食事のときは熱いチャイをガブガブ飲みまくり、ちょっと食べ過ぎたなとか胃が重いなと思ったらすぐに百草丸を飲んでいたせいか、普段から羊肉ラブだったせいか、結果まーーーーったく平気でした…。恥ずかしいくらいに健康…。
胃もたれ用、胃痛用、下痢用、などとあれこれ取り揃えて行ったし、ウズ料理にやられた時のためにタシケントに数多くある韓国料理屋もチェックしていたというのに。(トルコ料理には一度行きましたけど・笑)
帰国して数日したらさすがに胃が疲れていたのか、ちょっと調子が悪いな、くらいで済みました。

以外と役に立ったのが、S字フック。トイレで引っ掛けるところもないし…ってシチュエーションはウズベキスタンに関わらずあると思うのですが、一人旅なので連れにバッグを託すわけにもいかないし、洋式ならバッグを抱えるようにして用をたすことも出来るけど穴あき式だとそれも難しいし、床に置くなんてヒィーーーーーーーなトイレがほとんどなので、めちゃめちゃ重宝しましたよ。私は一般的な女性に比べるとトイレに対する潔癖度は低いと思うのですが(駅のトイレは絶対使わないとかいう知人もいるし…)それでもかなりひく物件が多かったです(笑)

他にも思い出したら旅行記の途中でおいおい書いていこうと思います。