2016年6月27日月曜日

ウラジオストク、軍御用達ショップに行くの巻(その11)

滞在日数も長くないので、気になるお店にはジャンジャン行ってしまいます。 

まず向かった先は、ミリタリーショップ。海兵隊御用達だそうで、ロシアって感じでわくわく致します。ミリタリーグッズ関連には全く興味がないのですが、せっかくなので他では行けないようなところに行ってみようと思ったのでした。軍関係者以外でも普通に買い物が出来るというし。

店内に入ると、制服やらバッヂやら、軍にあんまり関係なさそうな日用品も置いてあります。右手のエリアにはTシャツや海兵隊さんといえばのボーダーTシャツが壁一面に。ボーダーTシャツっていうのはこれが本物なんだよ!と言わんばかり。
何度か街角で海兵隊のおにーさんたちを見かけたけど、軍服の下にチラッとこのボーダーが見えたりして可愛かったなぁ。 

店内の写真はなんとなくおっかなくて撮れなかったので、こちらのリンクをご覧下さい。
Reasons to Visit Vladivostok
http://vladivostok.travel/purchase/vests-flags-and-daggers/

わたくしもせっかくなのでボーダーTでも1枚買おうかと、おばちゃんにカタコトロシア語と翻訳アプリを駆使して「見せてもらえますか」とお願い。自分で着る用かと訊かれた(気がした)ので、そうですと返事をすると、適当なサイズのものを出してくれました。あっちに鏡があるから見てらっしゃいと言われた(気がした)ので、いそいそと見に行くと・・・・・・・・・袖が思いっきり長い(ガーン)
ヨーロッパで買い物するとよくありがちなんですけどね・・・あいつら腕が長いんだよな・・・。

袖をまくって着るか?と悩んだものの、それだと結局着なくなりそうなのでトボトボおばちゃんのところに戻り「袖が長過ぎた!ごめん!」のようなことを身振り手振りで説明したところ、じゃあ仕方ないよねとアッサリ。
でもせっかくなので何か買いたいな…。半袖がないかと訊くと、長袖かタンクトップしかないと言うので、タンクトップの同じサイズを出してもらうことに。
しかーし、今度は同じサイズがない。サイズが手書きされた小さいシールが貼られているのですが、それを見ても2、3サイズは確実に小さい。
「え・・・これ小さいよ」と交互にシールを指差しながら言うと(このへんもう日本語だった気がする)、おばちゃん「着てれば伸びるわよ!!(タンクトップを横に引っ張りながら)」 
うん・・・そうだね。伸びるよね。うん。たぶんカーディガンとか合わせて着るしね。着れなかったとしても安いし(270ルーブル。安い!生地は薄いけど)思い出の品だよね。(´・ω・`)

そんなわけで無事に(?)タンクトップをお買い上げ。いいおばちゃんでした。 
(半分はおばちゃんにいい顔したくて買った気がしないでもない)

ちなみに翻訳アプリは今後も各所で活躍しますが、iOSだとGoogle翻訳アプリがオフラインだと使えないので、とっさの時のために入れておいた下記のアプリが大変重宝しました。日本語⇔ロシア語はオンラインでないと使えないのですが、英語⇔ロシア語はオフラインでも使えるので、ちょっとした質問など英文会話を入力するのが苦でなければ便利。
Yandex.Translate
https://itunes.apple.com/jp/app/yandex.translate-free-offline/id584291439?mt=8

帰りの空港で、出国後に入った土産物屋でもこのボーダーTが売っているのを見かけましたが、数も少ないしサイズも限られていると思いますので、おばちゃんとやり取りするのが嫌でなければこちらのショップを訪れるのも楽しいかと思います~♪

お店の外観だけ。



Флотский универмаг(Flotskiy Univermag)
Владивосток, ул. Светланская, 18

お店のカードも海兵隊。かわいい!!

2016年6月23日木曜日

ウラジオストクの海岸通り散歩とパイレーツ・コーヒー(その10)

美味しいランチの後は、腹ごなしにビーチ沿いの通りを散歩することに。
ここに小規模の遊園地があるのですが、井岡美保さんの「カナカナのかわいいロシアに出会う旅」を読んで絶対に来てみたいなぁと思っていたのです。中心部から徒歩圏内なので余裕で来れました。
この鮮やかな写真だけ見ると、ロシアのイメージが覆されると思います(実際友人たちに見せてもみんな一様に「ロシアってこんななんだ~」と驚いていた)
この日は朝から快晴、夏のような陽射しです。半袖の人も多い。
アイスクリーム売りの屋台がまぶしい!(でも、デザート食べたばっかりでお腹いっぱいだったのでがまん)



前日に空港からホテルに移動する時もタクシーの車内から観覧車が見えて、雨曇りの空にぼんやり夕焼け、観覧車というのがなんとも幻想的で見惚れてしまいました。

ふと見ると、偽ミッキーも何やらチラシを配りながら歩いています。私は外国人だったせいなのか、スルーされました。 



ひとしきりぶらぶらした後、食後に一休みしようと思っていた念願の「パイレーツ・コーヒー」へ。 このロゴが目印。


窓に幾つかメニューが貼ってあり、とりあえず暑いしアイスコーヒーを飲むことにしました。90ルーブルだったかな。



レジに並んで自分の順番がやってきたので「アイスコーヒー」と伝えます(一応ロシア語風に)。伝わったので、お金払って終了だろうと思いきや、ものすごくべっぴんのおねーちゃん店員が早口で何か訊いてきます。
「???」当然わからず・・・Excuse me?と駄目元で英語で訊ねると「ロシア語わかんねーのかよー」とあからさまに嫌な顔をされ(でも可愛い)ロシア語なのか英語なのか微妙な感じの、語尾の「milk」しか聞き取れない質問をされました。アイスコーヒーにミルクは入れない派なので「Niet(ノーの意)」。
するともうひとつ関門があって、メニューのシートを指差してくるのでそちらを見たらシロップがいろいろ種類があるらしい。でもアイコンが恐ろしく小さいしそれをロシア語で答えることができないので、適当に指差すと「バニラ」「Niet、こっちは?」「Caramel」「Niet, do you have hazelnuts one?」「Haaaa?(あからさまに不愉快そう)」「………Caramelでいいです………」みたいなやりとり。

ビクビクしながらも無事にアイスコーヒーを受け取り、奥にあるソファー席のエリアへ。平日の昼間のせいか空いています。電源もあるので、近くの席を陣取って充電です。お天気に恵まれたので少し歩くと暑いくらいで、アイスコーヒーがさぞかし美味い…はずだったのですが…………うーん、あんまり美味くない……………(チーン☆) 
アイスコーヒーにしたのがよろしくなかったのかも、そして、シロップのチョイスがよろしくなかったのかも。
コーヒーを味わいに来たわけではなくて、休憩と充電だもんね!と割り切り。
ホットのラテあたりにしておけば普通に美味しかったのではないかと思いますが(多分…きっと…おそらく…)次回来ることがあればホットで試したいと思います。 

このアドミララ・フォキナ通りの「パイレーツ・コーヒー」ですがブリヌイの人気店「Ух Ты, Блин」のお隣にあります(後でまた出てきます)。これはGoogle Mapのストリートビューですが、私が撮った写真と少し外観が違いますね。



私がウロウロした範囲では、Google Mapでは出てきませんでしたがアレウツカヤ通りをスヴェトランスカヤ通りから少し歩いたところ、Hes Burgerの隣(だったと思う)にもあります。ちらっと外から覗いた感じ、こちらの店舗はソファーやテーブルなどはなくテイクアウト専門ぽい雰囲気でした。 

ウラジオストク中心部のパイレーツ・コーヒーの位置メモ



おねーちゃんがおっかなくてアイスコーヒーも…でしたが、ゆったりしたソファーで休めて充電も出来たのでヨシです。

さて、今度は買い出しに出かけますよ!

続きます。

2016年6月18日土曜日

ウラジオストク、素敵なレストランでランチ(その9)

「路線バスの方向を間違う」という海外旅行の洗礼を受け、無事にウラジオストク隋一のショッピングビル「Clover House」前へ到着しました。
もうお昼にちょうどいい時間になっていたのですが、ここの5階のフードコートにお手洗いがあると聞いていたのでパトロールも兼ねてビルの中へ入ってみました。
エレベーターらしきものは見当たらず、エスカレーターで5階へ。ファッション系の店舗がほとんどなのですかね。1階にはコスメショップもありました。地下には「フレッシュ(Фреш)」というスーパーがあるのもチェック済みです。

5階のフードコートにはフィンランドのHes Burgerとシナボン(この2つはセットになっていること多し。出店企業が一緒なのかしら)、あとはCook & Bapという韓国料理のファーストフード(しかしとんかつなどの「Bento Lunch」もしれっとメニューに入ってるのを見逃さず)。あとはピザやケバブの店などがあります。

お手洗いは新しくはないですがそれなりにきちんとお掃除されていて気持ちよく使えます。この付近をぶらぶらしてる時にお手洗いに行きたくなったらちょうどいいかも(5階まで上がらなくてはなりませんが)。

そして昼食へ、もう一つ南のブロックにある「アドミララ・フォキナ通り」にあるレストラン「Svoy Fete」を目指します。この通りがとっても気持ちが良くて・・・通称「噴水通り」と呼ばれているらしいのですが、通りの先に港が見えて、噴水やベンチで人々が寛ぎ、ぶらぶら歩いてるだけでとってもリラックス出来ます。カフェやレストランが多く、アンティークショップやお土産物屋などもあります。

目当てのレストランを探していると、朝私が行きたかった「パイレーツ・コーヒー」の店舗だっちゅーの!!(一応パイレーツつながり) 検索しても出てこなかったけど、新しい店舗が出来たのかもしれません。よし、ランチ後にビーチ近くの通りを散歩して、それからここでコーヒー休憩しよう。

そこから少し歩くと「Svoy Fete」を発見。想像以上にきちんとしたレストランで、やや緊張しながら入店。 優しい雰囲気のかわいこちゃん(キャサリン・ハイグルをもうすこし素朴にした感じ)が迎えてくれました。しかもたどたどしいけど英語出来る。ばんざーい!!

下の階にも席があるので見てみて好きなところに座ってと言われ、下も一応覗いたけど通りを眺めながら食事がしたかったので、上の階の窓際の席に座りました。 ランチはサラダ、スープ、メイン、デザート、飲み物で500ルーブル。それぞれの項目で3つずつほど選択肢があるのですが、ランチメニューはロシア語のみ。するとキャサリン(仮名)が英語の写真入りグランドメニューを持って来て、ひとつひとつ説明をしてくれました。なんていい子なんや!!! サービスのタイミングもてきぱきしていてとても気持ちがいいです。 お料理の写真はそれぞれこちら。

ビーツを使ったサラダ。ビーツが大好きなのでこのサラダに即決。
ウラジオストクで3回ほどこのタイプのビーツのサラダを食べたけど、ここが一番美味しかった。


スープはボルシチを選択。スメタナを乗せて…ディルの香りも良くて、とても美味しかった。


メインはビーフストロガノフ。…これ(私の舌が間違っていなければ)レバーが使われていたようで、レバーストロガノフだったのかな。実は私は火が通ったレバーがあまり得意でないのですが(数少ない食べられないもののひとつ)「あ、レバーぽい」と思ったものの、味付けが美味しいので完食してしまいました。


デザートはブリヌイ。ジャムか蜂蜜が選べましたが、ロシアの蜂蜜は美味しいと聞いていたので蜂蜜にしました。香りが良くて当然おいしーーーーい!!!


素敵なレストランといっても過剰にオシャレ過ぎたりせず、暖かくてくつろげる雰囲気の上品なお店。私のテーブルを担当してくれたキャサリン(仮名)以外のスタッフの女性も「美味しい?」と声をかけてくれたり、目が合うと微笑んでくれたり。滞在日数がもっとあったらもう一度絶対ディナーで訪れたと思います。 料理も美味しく、これで500ルーブル(700~800円ぐらい?)でいいのかよ・・・って感じでした。Wifiも当然あります(パスワードはキャサリン(仮名)に教えてもらいました)。

ロシア情報を事前にネットで調べていたらロシアもチップの習慣があると書いてあったので、チップ分も多めにクリップボードに挟んでお店を後にしました。ドアを閉めるときもキャサリン(仮名)が微笑んでくれたので、バイバーイとアホみたいにブンブン手を振ってしまった私でした。素敵な時間をありがとう。

Svoy Fete
Владивосток, ул. Адмирала Фокина, 3
http://svoy-fete.ru/

続きます。

2016年6月15日水曜日

ウラジオストクでマトリョーシカを買うの巻(その8)

ウラジオストク、鷹の巣展望台へ来ております。

土産物屋のドアを開けると・・・そこにも大陸ご一行様が!!
「ぴゃおりゃん」などと土産物を物色してらっしゃいます。なんだろう、少しでもそこの国の言葉をかじってると、不思議と安心するものですね。言葉がわかるゆえに「ウルッセェーーー!!」と叫びだしたくなるパターンもありますが。 
お店のおにーさん達も「うーぱいくゎい」などと中国語を駆使していらっしゃいます。商人はどこの国もたくましい!ロシアはもうちょっと商売っ気出してもいい気がします。

私の第一の目的は例に漏れずマトリョーシカ。店を入ると右手のショーケースに「これでもか!」といわんばかりのマトリョーシカが大小並んでいます。圧観!
(圧観ぶりがいまひとつ伝わりにくい写真でスミマセン)


私がビビッときた品々もお楽しみ下さい。

チェブラーシカの笑顔とプーチンの死んだ目の対比が…


何故か習近平リョーシカが売ってるのは大陸の観光客が多いせいなのでしょうか…。



ここで実際に買ったのはこの2つ。かえる(こちらはプレゼント用)と、チェブラーシカ。 ひとつひとつ顔が違うので、めちゃめちゃ吟味して買いました。今思うと、違う大きさのものももっとたくさん買えば良かった!猫のマトリョーシカなんかもありましたよ。



その他、プーチングッズを買ってやるぞ!と意気込んでいたのですが、私の思うような素敵なグッズ(カレンダーや気の利いたノートパッド等)が見当たらず、マトリョーシカと小さなストラップなどを購入するに落ち着きました。それでも嬉しくてホックホクです。

無事にブツを手に入れたので、街の中心部に戻ります。早めにお昼を食べようと思っていたのでなかなかいい時間です。
陸橋を渡るときにバス停が見えたので、そこからバスを使ったようが良さそうです(訳:ケーブルカーは二度とごめん)。  陸橋を降りる時もなかなかおっかなく、精神的に少々やられていたため、方角もよくよく確認せずにバス停へ。

Google Mapで中心部のあたりのバス停を適当にクリックし、やってくるバスと同じ番号のバスが通ってないかチェックしたところ、15番というバスがちょうど盛り場のあたりを走っているようです(注:今改めて地図を見ても私が思う場所を15番が通ってる感じがないので、私の幻だったと無視して下さい)。あれもこれもとチェックしても混乱するので、これと決めたらこの15番のバスを待ちます。幸い本数は多いので、すぐにやってきました。 

颯爽と乗り込み、ふぅっと一息。
念のためにちゃんと自分が思ってる場所に向かっているかiPadで確認・・・・・・・・・すると、まんまと逆方面に進んでいることが発覚★★★やってしまいました★★★ 

しかも郊外行きのバスはバス停間も長く、ものすごい勢いでずんずん中心部から離れていきます。あーあーあー声にならない声が・・・そうしているうちに次のバス停で降り損ねてしまいました。涙目になりながらその次のバス停で「はーいはいはい降りマース!!!」と元気いっぱいに下車しました。 

ちょうど降りたバス停が大きめスーパーの真横だったので、せっかくなので中をぷらっとパトロール(結構のん気)。 
満足したので道の反対側に渡り、中心部に向かうバスを調べました。38番というバスがウラジオストク隋一のショッピングビル「Clover House」前のターミナルまで行くようです。
少し待っていると、普通のバスよりやや小型のマイクロバスが到着。無事に乗り込みました。iPadで地図をチェックすると、今度はちゃんと中心部へ向かっています。よかった…。ロシアで迷子はシャレにならん…。

ちなみに後から地図を見たところ、この38番に乗ると展望台のふもと(ケーブルカーを上がったあたり)までバスで来れるんじゃないかなという気がしました。実際にそのルートでは展望台へ行っていないので利用される際はよくよくご確認のこと・・・。
急勾配の坂道を小型のバスでぎゅんぎゅん降りるのはなかなか楽しかったです。 

続きます。

2016年6月13日月曜日

ウラジオストク、決死のケーブルカーの巻(その7)

そんなこんなでやっとケーブルカー乗り場へたどり着いた私でございます。

乗り場のドアを開けると、特にチケットの自販機などがあるわけではなく、なんとなくこのあたりの記憶がぼんやりとマダラボケなんですが、階段を昇ると既にケーブルカーが停まっていたので焦って乗り込みました。
赤い車体の渋いやつ。

何人か乗客がいたので私も座ろうとすると、一番前に座っていたおねーさんに呼び止められました。彼女が車掌さん兼キップ売りなのでした。小銭がなかったので50ルーブル札を出すと「・・・(チッ小銭ないのかよ)」と言葉がわからなくても顔に書いてありました。
ごめんね(´・ω・`)
そんなわけでキップ代も記憶があいまいなのですが、10ルーブル前後ぐらいじゃなかったかと思います・・・(「地球の迷い方」では8ルーブルとなってますが、値上がりしてる可能性大)

そして
そこで
私は思い出しました。

私はかなりの高所恐怖症!!! 

台北・猫空のゴンドラも、その事実を忘れて勢いよく乗り込み、いざ動き始めたら怖くて怖くて知らない台湾人のおばちゃんに手を握っていてもらった過去の持ち主です。
現在、ビルの40階で働いていますしその前は50階で働いていたこともありますが、ケーブルカーやゴンドラはヒモが切れたら終わりという恐怖感もあるし、気を抜いて外を見ると高さを間近に感じるし、地に足付いてる感が違います。それとこれとは別なんです。 
ぎゃー!おっかねえ!!! 

基本的に船以外の乗り物で酔わないため、路線バス長距離バス鉄道路面電車など、乗り物に乗るのが大好き。しかしケーブルカー(ゴンドラ)だけは別・・・・。 

気を紛らわすためにSNS投稿などしてみます。パシャリ。


所要時間は3分もかかったかかからなかったか・・・。ひょっとしたら1分程度だったかもしれませんが、私には永遠に感じました。
停車したら停車したで、車両上部の出口に向かうのもたまらなくおっかないのです。へっぴり腰もいいとこです。大の大人がおかしな様子で歩いているので、車掌のおねーちゃんに訝しげな顔をされました。アンタ、大丈夫?みたいな。(単に心配してくれたのかもしれませんが無愛想なのでそういう風に見えます) もし手を差し伸べてくれたらギュッと掴んで離さなかったと思います。
フラフラしながらもやっとのことで乗り場から脱出。ここからは「地球の迷い方」にも記載があります通り、地下道を通って展望台へ向かいます。もう現場は見えてるのでご安心・・・・・・・を・・・・・・・・・と言いたいのはやまやまなのですが。 地下道を出て展望台に向かう陸橋の階段がこれまた非常にスリリングで・・・。これがロシアだ浮かれてんじゃねーよと往復ビンタを喰らったような気持ちになりました…。

私は実は元々昇り階段が苦手なのです。というのも、後ろにクラッとひっくり返ったらどうしよう、という恐怖心があるからです。ゆっくりだと疲れるし恐怖心も増すので、駅の階段でもスマホ見ながらゆっくり前を昇ってる奴の尻を蹴飛ばしたくなってしまうほど。なので、人がいなくなってから勢いをつけてタタターっと駆け上がるようにしています。

そんな私にとってこの階段はかなりの難関でした。まず、一つの段の中で「どうしたらこうなる」というくらいガタガタになっている(水たまりが出来てたりする)。幅が狭い。手摺りの錆びっぷりが終末感ある、などなど、バランスを崩して転んだらおしまいだ感が半端ない。
もう笑われても構わないと開き直って、ゆっくりゆっくり、たまに手摺りをつかんでバランスを取りながら昇ります。 ここまで私のどーでもいい無様な様子をブログに書くこともないんですけどね。すみません。 

紆余曲折あり(たぶん他の方にとっては楽勝コースだと思いますのでご安心を)、展望台に無事到着。
やったー!!!ばんざーい!!!絶景かな!!!


展望台には例によって大陸の団体客の皆様がワラワラと幅をきかせてらっしゃいます(でも別に嫌な感じは全くせず)。その隙間を「すいませんよっと」掻い潜って、巨大マトリョーシカの横から黄金橋を眺めます。快晴のうちにやって来てよかったー!非常に気持ちが良いです!!



さて、本命の土産物屋をパトロールしなくてはなりません。
続きます。

2016年6月12日日曜日

ウラジオストク、ケーブルカー乗り場への道(その6)

前回より。ウラジオストク駅より中央広場(Центр)へバスでやってきました。
中央広場は週末の午前中はマーケットが開かれてると多くの記事で読んでいたので、楽しみにしていました。この日は平日(金曜日)なのでがらーんとしております。

そして中央広場で一旦バスを降りた目的は「パイレーツコーヒー」。このコーヒーショップについてはまた後で触れたいと思いますが、とりあえずチェックしていた場所には店舗がありませんでした。ガーン…。
パイレーツコーヒーチェーンのウェブサイト的なものも事前に調べた時点では見つからなかったため、旅行記事やGoogle Mapの検索やらでチェックしていたのですが…しばらくウロウロしていても見つからない。

街の至る所にある「キオスク」。お菓子や飲み物、日用品、おもちゃまで売っています。
ゴチャゴチャ感がかわええーー!!!
うっかりロシア美女も撮ってしまった。



仕方ないので、天気もいいし次の目的地に向かうことにしました。
次の目的地はウラジオストク随一の観光地「鷹の巣展望台」です。私は基本的に高いところが苦手…ですし、展望台的な場所に興味があるわけではなかったのですが、ここにあるお土産屋さんが品揃えがよくお値段も良心的というので、絶対に行かねばと思っておりました。
ちなみに街中にもちらほらお土産を扱っている場所はあります。中心部の地下道の中や観光客が必ず通るであろう「アドミララ・フォキナ通り」沿いの小道、グム百貨店、そしてもちろん空港にも。

しかしこの「鷹の巣展望台」までの道のりも、事前にアクセス方法をさんざん調べましたがこれと言った決め手がなく…。「タクシーで行きました(まぁ、これが一番確実で早いのでしょうな)」「バスでも行けます(そのバスの詳細くれー)」「ケーブルカーで行けます、そこから徒歩(そのケーブルカーの乗り場はどの通りにあるのか不明)」などなど…。
「地球の迷い方」に至っても「ケーブルカーを降りたら地下道を(略)」は書いてありますがケーブルカー乗り場のアクセス方法については記載がないし、地図を見てもケーブルカーのドットラインが記載されているのみで通りの名前も書かれていない…。

先ほどのパイレーツコーヒーの件もあったのであまり信用ならんなぁとは思いつつ、今回はGoogle Mapの方に従って行ってみることにしました。
地図で見ると「プーシキンスカヤ通り」にケーブルカー乗り場(Vladivostokskiy Funikuler/ Владивостокский Фуникулер)があるようですが、その時にいた「スヴェトランスカヤ通り」から「プーシキンスカヤ通り」へ入る道が「地球の迷い方」だと怪しく空白になっているのです。繋がっていないってこと?下記の図の「謎エリア」がその空白にあたります。しかしGoogle Mapで見るとちゃんと繋がっているように見えます。


案ずるより産むが易し。旅は冒険。ひとまず行ってみることにしました。ウラジオストクは坂は多いけど小さな街、きっとダメージも少ないはず。失敗してもそれもまた面白いじゃないか。
「スヴェトランスカヤ通り」からバスで近くのバス停(ДВГТУ)まで行き、そこから歩くのも確実かと思いましたが、せっかくの快晴だし街並みも見てみたかったので、歩いてみることにしました。このДВГТУバス停までは、前回のエントリーに記載したウラジオストク駅からのバス(49番、31番)などでも行けるようです。

平日の朝、それほど人通りも多くないです。自家用車やバスを利用してるのでしょうかね。ずんずん歩くと、黄金橋が近づいてきます。黄金橋のたもとにロシアのバーガーキングがー!



いざ、ここが「プーシキンスカヤ通り」に違いないのだが…と左手を見ると、謎エリアの謎が解けました。この一角は駐車場(というほど整理されているわけではない)になっていたのでした。なので道という道でもない…。うーむ。しかし普通に人は歩いて突っ切れますので、ずんずん進みますよ。ここちょっと坂になっているので頑張りましょう。

本当に「プーシキンスカヤ通り」でいいの?という不安も少々よぎりますが、くじけずに突っ切ると通りらしい通りに行き着きます。通りの名前の表示もちゃんと貼ってありますので、その辺安心ですね(その代わり文字の読み方ぐらいは事前に覚えておくことをお勧め致します)。後は通りをまっすぐ進むと「あっ」というタイミングで突然「Фуникулер」が現れます。やったー!!!



書いてて思ったのですが、他の旅行者の方は私のようなまどろっこしい方法は取らずにスッスッと辿り着いていらっしゃるだけなのかもしれません…(遠い目)

長くなったので続きます。

2016年6月11日土曜日

ウラジオストク、ローカルバスに乗ってみよう(その5)

夜が明けていよいよ本格的な街歩きです。

とりあえずホテルの朝食も食べておこうと、2人目の朝はホテルで。1階のフロントの奥にレストランがありそこで朝食をとれます。
こちらのホテル(Zhemchuzhina Hotel)の朝食時間は平日は7時半から、週末は8時半から。8時少し前にレストランへ行くと、既にかなりの人で賑わっておりました。韓国系の団体客(おっさん)多し。先に席を確保してから食事を調達しに行くのがよいかもしれません。焼きたてスクランブルエッグなどはプラス料金で食べることが出来ます。私は無料の分のみ。パン3種ぐらいとサラダ(きゅうり、トマトなど)ヨーグルト、ブリヌイ、チーズや少しのおかずなど。飲み物はフルーツジュースとコーヒー、紅茶など、まぁオーソドックスなホテルの朝食です。

ホテルを出ると外はまばゆいばかりの快晴!ロシアというと大変申し訳ないですが鉛色のイメージがありましたが、まったくそんなことはなく。とりあえずウラジオストク駅に向かって歩いていると、歩き方のルールに気が付きました。
大きな通り(駅前など)以外には歩行者用の信号がないので、↓の写真のような歩く人マーク&黄色と白の横断歩道のところで「渡るぞ」オーラを出していると必ず車が止まってくれます。



ものっそいスピードでやってきて「本当にこの車止まるのか!?」みたいなのがちゃんと急ブレーキで止まってくれたりするので少々おっかないし信用ならないのですが、でも短い滞在の間に止まってくれなかったことはないです。この標識がないところでも、割と止まってくれる車が多かった。日本では横断歩道があっても信号がないと車が止まってくれないことも多いので、全然ウラジオのほうが良心的じゃん…ぐらいに思いました。

朝のキラキラしたウラジオストク駅。


この駅前がバスターミナルとなっており、たくさんのバスが停まっております。とりあえず朝食後にコーヒーが飲みたいなと思ったので、「パイレーツ・コーヒー」があるらしい中央広場まで行くことに。ウラジオストクにはスタバがないかわりに(?)パイレーツ・コーヒーというコーヒーショップがあるらしいと聞き。
地図で見ると中央広場までも大した距離ではないのですが、勾配が侮れないので体力温存的な意味でひとまずバスに乗ってみまーす。私はローカルバスが大っすき!!
中央広場(Центр)までは31番、49番などのバスが行きます。1区間。
※駅(вокзал)から中央広場まではひょっとしたらもっと多くのバスが行くのかもしれませんが、私が利用して確実だったのでこの番号を記録しています。



ここでウラジオストクのバスについて…。
「ウラジオストク バス 乗り方」で検索しても私が知りたい情報は事前に入手出来なかったので、自分のために記録しておきます…!

運賃は20ルーブル(2016年6月時点)。基本的に後ろのドアから乗って(たまに前から乗ってくる猛者?もいます)前のドアから降りる時に運転手に渡します。おつりもちゃんとくれるのでご心配なく。ただ、おつりに50カペークや1ルーブルを巧みに混ぜてきますので、バスでもらった少額の小銭は次にバスに乗った時にしっかりお返ししませう。
モイデルフィンカードという交通系カードも利用できるとWikiに書いてありましたが、使ってる人はほとんど見かけず、みんなバスに乗ると20ルーブル分の小銭をジャラジャラ言わせていました(参考:モイデルフィンカード http://mydolphin.ru/

ロシア語わからないしどこで降りたらいいのか不安でしたが、ウラジオストクのバスはかなり旅行者フレンドリー。ピンポンなしで全ての停留所に停まるので、降りなきゃいけなかったのにピンポン押しそびれて通過されちゃったということはないのです。「あ、ここ、ここで多分降りたほうがいい。降りまーす!」とドアにダッシュしてもなんとかなります(笑)。停留所の名前もアナウンスされますので、降りるべきバス停の名前の読み方をなんとなく頭に入れとけばなお良し、Google Mapで自分の位置を確認しながら乗ればこわいもんなし!
どの路線に乗ればいいのかという疑問については、路線マップなどが売ってれば助かるのですがそれらしきものの存在もわからなかったので、Google Mapでバス停名から停車するバスの番号をチェックして利用していました。日本のバスにも言えることですが一方通行の道などは同じ番号でも違う通りを通ったりするので、そこは注意なのですけどね。

この、ローカルバスの乗り方というのが今回私がウラジオストク旅行記で一番書きたかったことかもしれません…。
とりあえず、続きます。

2016年6月9日木曜日

ウラジオストク、ホテルと初日の夜ご飯(その4)

ウラジオストク空港からタクシーに乗り1時間弱ぐらいでウラジオストクから徒歩10分ほどのところにある宿泊先「Zhemchuzhina Hotel」に到着。
タクシーの運ちゃん、トランクからスーツケースを出してちゃんと段差のある入口のドアまで運んでくれました。無愛想だけどやさしい。

ホテルのチェックインも問題なし。レビューを読むと英語の出来るスタッフがいない時間帯もあるようですが、私がフロントに用がある時は大抵1人はいました。
(出来ないスタッフに声をかけてしまうと、ノー!ノーイングリッシュ!と一喝されます)
朝食の時間など説明を受け、カードキーをもらって部屋へ。ここのホテル、駅から急勾配の坂を登らねばならぬのと(これについては解決策があるので後日)エレベーター以外はほぼ快適。まぁ、エレベーターも味があるっちゃ味がある(要は古い)。そしてボタンが非常に押しづらい(笑)でも2台あるし、困るほどのことではないです。
エレベーターを降りたところにウォーターサーバーがあるのが有り難い。
部屋タイプはダブルルーム、バスタブはなしです。少し古さは感じるけどお湯の量もたっぷりあるし全く問題なし。お掃除もきちんとしてます。うっかり携帯スリッパを持参するのを忘れてしまったのが痛かったです。Wifiももちろん無料、たまに弱くなるけど概ね快適。

ひと息ついたらもう9時を回っていたので、調べておいた駅近くのお店に夕食を取りに出掛けました。思ったほど寒くなく、夜でライナー付きのトレンチコートを着てちょうどよいくらい。湿度が低いので快適です(小雨が降ってはいましたが)。

向かった先はウラジオストク鉄道駅向かいにある「Republic」。ピラミッド型の屋根の建物があるのがすぐにわかります。
おそるおそるドアを開けると、後ろから若者が2人、そしてまた2人。彼らは迷わず2階に上がっていきます。1階には2~3組のお客がいる程度。
当然「いらっしゃいませー」なんてことはないので、2階がどんなもんか彼らに付いて行ってみると、2階はバーになっていてみんな食事を済ませて酒飲むぜ!って感じになっていました。
再び1階に降りていざ、食事。ここはセルフサービス式なので最初の食事としてはハードルが低いかなと思ったのです。サラダを選び、スープはオーダーすんのかしら…と思っていたら店のおねーちゃんが2人で何か言い合っています。ひょっとして「外国人よ!どうせロシア語出来ないのよアンタ行きなさいよ!」的押し付け合いだろうか…(しょぼーん)
やっと片方のおねーちゃんが声をかけてくれましたが、思ったより愛想はいいものの当然何を言ってるかわからず(私が悪い)必死で指差しで注文。スープはなかったことにされました。

ようやくありついたロシア初の食事はこちら。


私のチョイスの拙さが光ります…☆
肉団子っぽいものと白身魚の団子っぽいやつ。日本人どんだけ団子好きなの?と思われたにちがいありません(被害妄想)
少し冷めてたけど、美味しかった。ビーツ大好きなので迷わずビーツのサラダにしましたが、これ当たり。スメタナ(クリーム)とチーズが濃厚でムシャムシャ完食。ベリーのジュースもくせになる美味しさでした。

お店の中はこんな感じです。



おなかもくちたので、外に出てウラジオストク駅を眺めます。
来たぞー、ウラジオストーク!!!港と、遠くに黄金橋が見えて美しい夜です。
平日の夜10時、人通りは少ない。


坂の途中にあるコンビニ(24という名前なのか?7-11へのオマージュ…的な…)をパトロールすると、中国人観光客らしきおっさん達がうようよしていました。そういえば食事に行く途中も団体さんとすれ違いました。
(この写真は昼間に撮ったので明るいです)



ホテルの近くにも24時間営業のスーパーがあるので、そこも当然パトロールです。なんてったって今回の旅行の目的は「スーパー巡り」ですから!!!

規模は大きくないですが、お惣菜コーナーやパンのコーナーもあって、充実の品揃えです。日本製(日本語のロゴが付いてるだけかもしれないけど)のゴム手袋や、カネヨのクレンザーなんかも売っていました。でも相対的に韓国のものが多いかな。キムチもどきも良く見かけたし。
アリョンカちゃんのシリーズも種類が豊富で狂気乱舞。でも、明日はもっと大きなスーパーに行くのでグッと我慢。とりあえず飲み物とヨーグルトなどを買ってパトロール終了としました。レジのおばちゃんも最初おっかなそうだったけど「袋に入れる?」「ダスビダーニャ」とにっこり。
いい旅になりそうだな~という予感を胸にホテルへ帰還致しました。

続きます。


2016年6月6日月曜日

ウラジオストク空港であれこれ(その3)

空港のロビーに出たのが19時少し過ぎ。人が少なく閑散としております。
まずはiPad mini用に現地SIMカードの調達。これについてはあれこれ調べては決め手がなく、保険として日本でWifiルータ借りるかロシアでも使えるSIMカードを予め買っておくか?なども考えましたが、買えた方の記事を読むと数ギガで400~500ルーブル(レートにも寄りますが1000円ぐらい)と書いてあるし、街中は東京よりよっぽどWifiが充実してそうな感じだし、えいっ、いちかばちかで現地SIMいっとこ!と何も準備せずにやってきたのです。

情報によると空港でSIMが買える場所は2箇所。MTCとBeeline。
MTCは19時で閉まるらしいと書いてありましたが、やはり照明が落ちて既に無人になっていました。黄色と黒のシマシマを目印にBeelineを探すと…あった!照明点いてる!

(これは帰りに撮った写真なので人がいます)











中には物腰の柔らかそうなおにーちゃんがいました。しかも、英語も上手(言葉の問題もあったので、出来れば空港で購入したかったのです)。
データ専用5GBで400ルーブル。わたくしシロウトなので5GBでどのくらい使用できるのかさっぱりわかりませんが、400ルーブル(いっても800円ぐらい?)ならいいやとそれにしました。が、なかなか繋がらない…。おにーちゃんのiPhoneのSIMと入れ替えて試すとそれだと繋がる。なので「通話付きデータ5GBの300ルーブルのSIMにしよう」と交換を試みられるも、やはり繋がらず。サポートに電話したりあれこれ試すこと1時間近く、設定に問題があったようでそこを解決して無事に繋がりました。ヤッター!!
結局300ルーブルのSIMで帰りまで持ちました。ホテルやカフェではそこのWifiを使うように心がけてもいたけど。
途中嫁から帰れコール(たぶん)も入っていたのに…ありがとう…。
その後タクシーの手配などしていて8時過ぎ、Beelineのブースを見たら照明が落ちていたのでおそらくこちらは8時頃までは開いていると思います。

世界と繋がったので安心して現金調達。
VISAデビットでルーブルの引き下ろしを試みます。万が一上手く行かなかった場合のために成田で少し両替をしておきましたが、レート悪…。
(1ルーブル=2.13円)
VISAデビットで引き下ろした分のレートが、1ルーブル=1.738円……。
ああっ。成田での両替は保険ではあったけど、悔しい!!

無事にルーブルも補充して、次は市内への移動です。
もうひとつ悩ましかったのが空港から市内への移動。選択肢は3つ、アエロエクスプレスという鉄道か、路線バス(107番)、もしくはタクシー。
アエロエクスプレスはウラジオストク駅まで1時間弱と一番便利でタクシーより安いのですが、いかんせん本数が少ない。2時間に1本ぐらいかな。終電も17時半と早い。
(時刻表)http://vvo.aero/en/passazhiram/transport/aeroexpress.html
バスは確か20時が最終。しかし現金を調達したらもう20時、それからバス乗り場を探して…というのも間に合うか自信がありませんでしたし、宿泊するホテルが急な坂の上にあるためウラジオストク駅からホテルまでの移動も不安でした。夜だし。
というわけで、タクシーを利用することに。

写真を撮ったつもりで忘れていましたが、ロビーの中央にでっかく「TAXI」と書いてあるブースがあるので、すぐに見つかると思います。ゲートを出ると例にもれず白タクのおっちゃん達が声をかけてきますが、公式料金のタクシーを利用したほうが安全だと思われます。
ブースでハングル文字プリントのTシャツを着た黒髪のパンク風味なおねーちゃんにタクシーを1台お願いします。雰囲気で言うと「シェイムレス」のミルコヴィッチ兄妹の妹、マンディみたいな感じ!(あの家族もロシアンマフィアですね…)
隣に立ってたおっさんが料金表を見せてくれて、ウラジオ市内までは1500ルーブル。ネットでは1200とか1300とか見た気がしましたが、値上げは世の常ですからね…。
おねーちゃんに「モネモネ」と言われ、わからず「???」とボーっとしていたら「チッ」という顔をされ……5秒後ぐらいに「moneyか!!」と判明、お金を出したら「まぁよかろう」みたいな顔で受け取られました。ホッ。

レシートに車の番号を書いてもらい、それを持って外に出るよう指示を受けました。ドニ・ラヴァン似の無愛想だと思ってたおっさんが「バイバイ」と言ってくれたのが可愛らしかった。

外に出たら雨が降り出しそうな鉛色の空。バスが何台か止まっていますが人は少ない。地の果て…みたいな単語がよぎって無駄に不安になります。ここで待ってればタクシーが来るのかな…とぼんやりしていると、遠くから何かこっちに向かって叫んでいるおっさんがいます。よく見ると「TAXI」という看板が。あそこか!
スーツケースを引っ張っておっさんのほうに移動を始めると、おっさんもこちらへやってきてくれました。レシートの番号を見せてマッチング完了。
車に乗り込み、いざ、ウラジオストク市内へ。

つづきます。

ウラジオストク空港であれこれ(その3)

空港のロビーに出たのが19時少し過ぎ。人が少なく閑散としております。
まずはiPad mini用に現地SIMカードの調達。これについてはあれこれ調べては決め手がなく、保険として日本でWifiルータ借りるかロシアでも使えるSIMカードを予め買っておくか?なども考えましたが、買えた方の記事を読むと数ギガで400~500ルーブル(レートにも寄りますが1000円ぐらい)と書いてあるし、街中は東京よりよっぽどWifiが充実してそうな感じだし、えいっ、いちかばちかで現地SIMいっとこ!と何も準備せずにやってきたのです。

情報によると空港でSIMが買える場所は2箇所。MTCとBeeline。
MTCは19時で閉まるらしいと書いてありましたが、やはり照明が落ちて既に無人になっていました。黄色と黒のシマシマを目印にBeelineを探すと…あった!照明点いてる!

(これは帰りに撮った写真なので人がいます)











中には物腰の柔らかそうなおにーちゃんがいました。しかも、英語も上手(言葉の問題もあったので、出来れば空港で購入したかったのです)。
データ専用5GBで400ルーブル。わたくしシロウトなので5GBでどのくらい使用できるのかさっぱりわかりませんが、400ルーブル(いっても800円ぐらい?)ならいいやとそれにしました。が、なかなか繋がらない…。おにーちゃんのiPhoneのSIMと入れ替えて試すとそれだと繋がる。なので「通話付きデータ5GBの300ルーブルのSIMにしよう」と交換を試みられるも、やはり繋がらず。サポートに電話したりあれこれ試すこと1時間近く、設定に問題があったようでそこを解決して無事に繋がりました。ヤッター!!
結局300ルーブルのSIMで帰りまで持ちました。ホテルやカフェではそこのWifiを使うように心がけてもいたけど。
途中嫁から帰れコール(たぶん)も入っていたのに…ありがとう…。
その後タクシーの手配などしていて8時過ぎ、Beelineのブースを見たら照明が落ちていたのでおそらくこちらは8時頃までは開いていると思います。

世界と繋がったので安心して現金調達。
VISAデビットでルーブルの引き下ろしを試みます。万が一上手く行かなかった場合のために成田で少し両替をしておきましたが、レート悪…。
(1ルーブル=2.13円)
VISAデビットで引き下ろした分のレートが、1ルーブル=1.738円……。
ああっ。成田での両替は保険ではあったけど、悔しい!!

無事にルーブルも補充して、次は市内への移動です。
もうひとつ悩ましかったのが空港から市内への移動。選択肢は3つ、アエロエクスプレスという鉄道か、路線バス(107番)、もしくはタクシー。
アエロエクスプレスはウラジオストク駅まで1時間弱と一番便利でタクシーより安いのですが、いかんせん本数が少ない。2時間に1本ぐらいかな。終電も17時半と早い。
(時刻表)http://vvo.aero/en/passazhiram/transport/aeroexpress.html
バスは確か20時が最終。しかし現金を調達したらもう20時、それからバス乗り場を探して…というのも間に合うか自信がありませんでしたし、宿泊するホテルが急な坂の上にあるためウラジオストク駅からホテルまでの移動も不安でした。夜だし。
というわけで、タクシーを利用することに。

写真を撮ったつもりで忘れていましたが、ロビーの中央にでっかく「TAXI」と書いてあるブースがあるので、すぐに見つかると思います。ゲートを出ると例にもれず白タクのおっちゃん達が声をかけてきますが、公式料金のタクシーを利用したほうが安全だと思われます。
ブースでハングル文字プリントのTシャツを着た黒髪のパンク風味なおねーちゃんにタクシーを1台お願いします。雰囲気で言うと「シェイムレス」のミルコヴィッチ兄妹の妹、マンディみたいな感じ!(あの家族もロシアンマフィアですね…)
隣に立ってたおっさんが料金表を見せてくれて、ウラジオ市内までは1500ルーブル。ネットでは1200とか1300とか見た気がしましたが、値上げは世の常ですからね…。
おねーちゃんに「モネモネ」と言われ、わからず「???」とボーっとしていたら「チッ」という顔をされ……5秒後ぐらいに「moneyか!!」と判明、お金を出したら「まぁよかろう」みたいな顔で受け取られました。ホッ。

レシートに車の番号を書いてもらい、それを持って外に出るよう指示を受けました。ドニ・ラヴァン似の無愛想だと思ってたおっさんが「バイバイ」と言ってくれたのが可愛らしかった。

外に出たら雨が降り出しそうな鉛色の空。バスが何台か止まっていますが人は少ない。地の果て…みたいな単語がよぎって無駄に不安になります。ここで待ってればタクシーが来るのかな…とぼんやりしていると、遠くから何かこっちに向かって叫んでいるおっさんがいます。よく見ると「TAXI」という看板が。あそこか!
スーツケースを引っ張っておっさんのほうに移動を始めると、おっさんもこちらへやってきてくれました。レシートの番号を見せてマッチング完了。
車に乗り込み、いざ、ウラジオストク市内へ。

つづきます。

ウラジオストクに到着しました(その2)

ウラジオストクまではS7航空の直行便を利用しました。
こちらの直行便は現在週3で運行中(成田からもウラジオからもそれぞれ火木日)です。もうちょっと便があればあと1泊ぐらいしたかったのですが…。あと、ソウル経由で行くともっと安い便がありましたが、直行便で2時間で行けるのにまさかソウル経由!?そんなバナナ!?と思って迷わず直行便にしました。



黄緑の機体が可愛い。
搭乗ロビーからかなりロシアです。機内でもアウェイ感半端ない。日本人の搭乗率の少なさ(パラパラといるけど、男性の1人客かガイド付きのおっさんの団体ぐらいか)と、CAがオールロシア人っていうのもあります。CAのおねーさん達の美女率もすごい。そして制服可愛い!!(写真ナシ)

座席にはモニターもエンタメもないので時間を持て余しそうな方はなにか持参しましょう。私は機内でサムソン高橋さんの「世界一周ホモのたび」を読んでいました。
所要時間2時間35分となっていますが、2時間ほどで到着。19時15分着予定でしたが19時前には到着しました。そんな短い搭乗時間にも関わらず一応軽食のサービスがあります。ベジタブルかチキンのサンドイッチを選べます。ジュースはオレンジかトマトのみ。
チキンのサンドイッチはクリームチーズとトマトが悪くない感じでしたが、いかんせんパンがパサパサなのが辛かった…。19時前後に空港について市内へ移動すると夕食の時間は遅めになると思うので、成田で搭乗前に腹ごしらえしておくことをお勧めします(そんなことばかり真剣に考える私であった)

飛行機を降りる時にひとつ空けた隣に座っていたロシアマダムの荷物を出してあげたら非常にフレンドリーな方で英語も上手だったので、もっと早く話しかけておればよかった!と後悔しました。ロシア初めてなの~と言うと「I'm sure you'll like Russia!」とニッコリ。素敵な方でした。

空港でのあれこれも書こうと思いましたが長くなってきたので次へ。次は市内への移動まで一気に書きたいところです。

ウラジオストクへ行ってきました(その1)

ウラジオストクで今年からアライバルビザ適用とのニュースを聞き、これは絶対に行かねば…!と心を躍らせていた私。昔から行ってみたい場所だったのです、浦塩(夢野久作の小説にこの地名が登場してロマンを感じていました)。
しかし結局今年1月からは始まらず、どこか旅行行きたいな…という気持ちが膨らみ、他にもいろいろなタイミングが重なってビザを取ってでもいいから行ってやる!と決行することに致しました。
まだ昨年のウズベキスタン旅行記もサマルカンドの途中で止まっているし(もう…タシケントのこと…忘れ…そう…)年末年始の高雄旅行も台東行った話とか書いてないし、どーすんだっぺって思ってますが覚えてるうちに書いておきたいなと…。

旅行の準備にあたっては、いかんせんガイドブックが「地球の迷い方」しかなく、あとは「おさんぽ、ロシア」や「カナカナのかわいいロシアに出会う旅」などの書籍や、ネットでウラジオ旅行記を漁りまくるという日々。それも「結局どれが正しいんだろう」と、行ってみるまでわからないことも多かったりして…。

とりあえず行って帰ってきて、ネットで見た情報に対する私の勝手な妄想含む回答です。

1. ロシアビザハードル高い
…全然ハードル高くなかったです。というと代行業者の人からクレーム来そうだしあくまで自己責任なんですけど…。ロシアの旅行会社が発行してくれたバウチャーと申請書、写真を持参してロシア大使館へ行くというプロセスでして、この「バウチャー」が難しそうな気がするんですけど(向こうでガイドを雇った旅のプランを組まねばならんのか?等)バウチャーだけ発行して下さるところが…ゲフンゲフン。そこは適当に検索をして頂くとして、まぁ、Paypal決済した10秒後にはPDFが届いてました。費用は10ドル前後ぐらいですかね。それと申請書と写真持って、平日の午前中しか受理&引取が出来ないのでそこも社会人には難しいところではありますが(そういう理由で代行業者に頼む方ももちろんいると思います)所要日数14日かかってOKコースだとなんと、無料!ふとっぱらロシア!
この時点から「…好き、ロシア…!!」って思ってました。

2. 人がおっかない
無駄に愛想振り向かない文化らしいのでね。そう見えるかもしれないですけど。言葉もわからないし文字も読み方覚えないとちんぷんかんぷんだし。でも日常でも愛想良く近づいてくるタイプの人が苦手な私にはそのほうがむしろ好感持てるというか。若いおねーちゃん(可愛い)に「ロシア語わかんねーのかよチッ」みたいな顔されることはもちろんありましたけど、だいたいの人は親切でした。聞いてないのにおっさんが「おまえはここに行きたいのか、だったらあっちだ」と教えてくれたり、他でも「いずびにーちぇ」とまずは馬鹿のひとつ覚えロシア語で声をかけて後は翻訳アプリにお任せ、というのでも嫌な顔する人はいませんでした。モスクワなんかの大都市だとまた違うのかもしれませんけど…。

3. ヒョウ柄が好き
これは私の勝手な思い込みだったんですけど…うん、そうね、そうね、好きかも…。破れたバスの座席をヒョウ柄の布でカバーしてある率高かったかもしれません。

4. 美女が多い
到着した空港でまず「同じ人間か…?何頭身…?」という美女に遭遇、その後も街中で思わず見とれてアホ面さらすことしばし。赤子も天使。とにかく天使。
熟女~老女も、ロシア美女のプライドがあるのか鮮やかな色のお洋服を着てキレイにメイクをして背筋を伸ばして美しく歩いたりひとりで食事してる人も多かったです。くたびれた感じがない。お手本にしたい。

5. 酒好き
私は下戸なので夜の酒場などには足を運びませんでしたが、朝食を食べに行ったカフェで朝の8時過ぎからみんなビールをガンガン飲んでたので本当なのだと思いました。

6. 日本ではルーブル両替が出来ない
って書いてあるサイトがあったんですよねー。でも成田でも(全ての両替屋じゃなかったですが)両替出来ましたし(レート悪いけど)ウラジオの街中でも両替屋に円マーク表示されていましたよ。

7. ロシアではiPhoneは貴重品なので人前でiPhoneを出すべからず
…空港のBeelineのおにーちゃんも普通にiPhone使ってましたけどねぇ。私の機種が古い(iPhone5Sだ参ったか!)ので悪党に目を付けてももらえなかったんでしょうか?待ちゆく人の携帯を片っ端からチェックしたわけではありませんが、スマホ利用率も高いように思いましたし貴重品に気をつけるのは日本でもロシアでも場所に限らずと思います!

他にもいろいろ思ったことがあった気がするのですが、とりあえず本編に入りますね。