2016年7月22日金曜日

ウラジオストク、Let's Go ルガバヤ市場の巻(その21)

前回より、ウラジオストクに唯一(たぶん)残る路面電車に無事乗る事が出来たわたくし。窓の外にはシビレるほど殺風景な景色が広がります。


すると・・・ひとつめの停留所「Sportivnaya(スポルチヴナヤ)」にて。左手に大きな倉庫のような建物が見え、路面電車を降りた男の子がそちらの方面に歩いて行くのが見えました。何気なく目で追っていると・・・えっえっ、なんか屋台?露店?野菜?っぽいのが見えたんだけど・・・(胸騒ぎ)ひょっとしてこれが本物のルガバヤ市場なんじゃないの!?

それに気が付いた時には既に路面電車は走り出していました。
「ああーーー進まないでーーー早くーーー早く停めてーーー降りますーーー」
声にならない声で叫んでいます。市場らしき建物からどんどん遠ざかっていく・・・・・・あああ・・・・・・(注:実際には通りを大きくカーブするルートなので、市場を囲んで大した距離は進んでいなかった)

やっと次の「Stadion」という停留所に停まると、私は急いで路面電車を降りました。目の前に広がっているのはこんな風景。(青い壁の向こうに屋根がたくさん見えるのが市場です!)


その時の私は当然写真など撮っている心の余裕がなかったので、ストリートビューさんからお借りしました。でもほんと、まさしくこんな感じ!雨上がりのドロっとした土の感じも、私が行った日に撮影したんじゃないかと思うほど同じ!
ぬかるみを若干気にしつつもはやる気持ちを抑えられず市場に向かって突進します。

あああーーーやったーーー来たぞーーールガバヤ市場!!!
あの時こっち方面の路面電車に乗ってよかった・・・まさしく野生の勘としか言いようがない。もしあの時逆方面の電車に乗ってたら、Минный городокの駅まで行ってぐるっと戻ってきて「ルガバヤには何もなかった」と言って終了になるところだった!
(ちなみに、後日気が付いたのですがスポルチヴナヤ通りまで31番や49番などのバスでも行けるようです。特に路面電車に乗る必要がなければこの辺のバスで中央広場から直接この通りまでこれるのかも)

☆で印がついてるのがそれぞれ路面電車の停留所です。




そんな感動を胸に抱きつつ市場内をパトロール開始です。青空市場(勝手に名づけた)のあたりは野菜や果物、ハーブ、蜂蜜などを売っています。





奥のほうへ行くと(実際にはそちらがルガバヤ駅方面。私はおしりのほうから入って入り口方面に向かってパトロールをして行ったことになります)長屋風の店舗街になって、日用品やちょっとしたレストラン、カフェなどがあったりします。巨大な倉庫のような建物の中は、生鮮品(お肉や乳製品、お惣菜など)が売っていました。中国系(たぶん)の人がやってる店舗も多かったです。




タトゥーショップもあり、ちらっと中を覗くと齢80は越えてそうな一見上品な白髪のご婦人が施術中でした。・・・・・・ロシアンマダム、ロックだぜ!(この店の中にマダムがいました)



私は市場に来ると特に何か買うわけでもなく、その雰囲気を味わうのが好きなのであてもなくふらふらと散歩していたところ、すれ違った数人がピロシキらしきものを歩き食いしているのを目撃。

そういえば・・・ピロシキ・・・食べてない。

続きます。