2016年7月5日火曜日

ウラジオストク、文房具を求めての巻(その15)

「桜の園」でひと息ついた後は、中央広場前を東西に走る大通り、スヴェントランスカヤ通りを散策しお買い物です。この通りにはソ連時代から続く老舗デパートの「グム百貨店」があります。ウズベキスタンにもありました、グム。ロシアといえば、グム。 

とりあえずグムの前に、文房具を見に本屋さんに行くことにしました。
しかしグムの少し手前を通りかかった角のところに、半地下になった薬局がえらく賑わっているのを発見。吸い込まれるように中に入ってみると、2つばかりある受付に長蛇の(ってほどでもないが)の列が!
中華系の人々も多かったのですが、ウラジオ在住の方々なのかしら(処方箋ぽいものを持っていた)。 
何故ここの薬局こんなに混んでいるのかしら・・・とふと見ると、鍵のかかったショーケースの中に欧米のメディカルコスメブランドのアイテムが置いてあります。まぁ、とりたてて珍しいものもないので・・・と思っていたら、あったーーーーーー!!!!

 「ナチュラシベリカ」のアイテムがーーーー!!!

ナチュラシベリカはロシアのオーガニックコスメブランドで、日本展開もしていたのですがつい先日青山にあった店舗も閉店した模様。しっかし日本で売ってると興味なくなる病で(台湾のものについてもそんな傾向が強いです)かつ値段もロシアの3~5倍と聞き、どうせならロシアに行く時に・・・と思っていたのでした。 
しかしながら調べてみるとウラジオストクにはナチュラシベリカの店舗がないのですよ。この通りにはセフォラ的なものもあったので、入店して取り扱いを訊いてみては悉く玉砕。欧米ブランドばかりなんですよね。他国のコスメより自国のコスメ売りやがれよ!って感じです。
台湾のようにオンラインでオーダーしてウラジオストクの7-11で受け取りとか出来ればいいのに!それ以前にロシアには7-11ないし!!ぎゃっふん!!
 (香港には店舗あるみたいです・・・)

Natura Siberica
http://www.naturasiberica.ru/ 

しかし先述のように受付には長い列が。ここに並んで「これ見せて下さい」というハードルの高さを考え、とりあえずまた機会があったら来て見ようということにし、本屋さんへ向かいました。

この本屋「ドーム・クニーギ」の場所は「地球の迷い方」の地図に載っていたのです。本屋を探して検索をしてもなかなか見つからないので、この地図を頼りに行ってみることにしました。グムを越え、郵便局も越えた先にあるらしいのですが・・・(こんな時、ガイド付きの旅行なら本屋でも文具屋でも簡単に連れて行ってもらえるのでせうね)
しかも、雲行きが怪しく小雨がぽつぽつ降ってきたので、焦ってきました。
どうも工事中になっているビルが怪しいと気が付き、ダメ元でビルの中に入ってみると、本屋に続くドアが・・・あったーーー!!!
たかが本屋、されど本屋。自力でこうやって見つけ出せた喜びは個人旅行でないと味わえないですよね。 (ロシア語がわかれば「本屋、中で営業してるよ」と張り紙がしてあったのかもしれない)

場所はだいたいこのへん。




外観はこんな感じのエリアです。この中に本屋があるとか、わかるわけない。



中に入ってそわそわと物色。外国に行くと現地のレターセットを買って友人に便りを送るのが好きなのですが、どうも便箋と封筒のセットというような気の利いたものは売っていなさそうな雰囲気。カードのコーナーを見てみるも、思うようなものが見つかりません。
そこで英語ロシア語翻訳アプリを駆使し、店員のおにーちゃんに聞いてみると、封筒はあるよと出してくれたのですが「手紙を書く紙」と伝えると、ぶ厚くてそっけないレターパッド(よく売ってる黄色に赤の入ったようなやつ)、もしくは白いまっさらな紙しかなく、レターセットは結局諦めました。

その代わりにこのようなノートを購入。色違いです。



その後、ウラジオストク駅前にある中央郵便局の存在を思い出し、中にショップがあるに違いない!と行ってみると、数は少ないけれどお便りグッズがありました!しかも、超いい感じのものが・・・(ふふふ・・・)。


右下の封筒(コサックの偉人さんらしいが調べてもよくわからず…勉強不足ですみません)で友人に便りを出したら後日爆笑されましたよ。

中央郵便局のショップは物が多くなく、一見すると開店休業状態でひるみますが、ズンズン中へ入って物色してOK!レジの女性が穏やかでとても笑顔が素敵だったのを覚えています。 

えーと本当はこの回でグム百貨店に行った話まで書こうと思ってたんですが、長くなったので続きます。