2015年6月2日火曜日

ウズベキスタン旅行記(その1)旅の準備編

5月の連休明けにウズベキスタンに旅行に行って参りました。
大変なこともたくさんありましたが、振り返るととってもヘンテコで面白い旅になりました。また行きたいと既に思っているくらい!
旅の準備で大変だったのがガイドブックが非常に少ないこと。現在手に入るものでは「地球の歩き方」以外はほぼ皆無です。なのでネットでウズベキスタンに旅行された方、留学された方などの情報を必死にかき集めてEvernoteにぶっこむ日々でした…。ネットがある時代でまだ助かりました。皆様ありがとうございました。

自分の備忘録も兼ねて、今回の旅行準備および旅行中のTips、自分がどんな点が心配で現地に行ったら解決した、などなども含めて旅の記録を更新しておきたいと思います。ひょっとしたらどこかの誰かのお役に立てるかもしれない・・・。私の勘違いとか情報不足もあるかもしれませんが、そこには目をつぶっていただければ幸い。

ビザ
詳しいことはガイドブックなど参考にしていただくとして、観光でも1日でもビザが必要です。
白金高輪から10分ぐらいのところにあるウズベキスタン大使館にビザの申請に行きました。遠方の場合は郵送でも大丈夫だそうです。私が申請&ピックアップに行った時にいたのは旅行代理店の人ばかりだったけど(リストを読み上げるのでわかる)そんなに難しいこともないし、個人でも余裕で申請可能だと思います。
フライトの予定きっちりに日程を記入していたら、職員の方に「余裕持って申請したほうがいいですよー」と直していただきました。大使館の方、かなり気さくです(笑)。10日ちょっと経ってピックアップに行ったら「◯◯さん、出来てますよ~」と名前を覚えててくださいました。それだけ個人申請が少ないということでしょうな。きっちり1週間ほどで出来るようです。

フライト(ウズベキスタン航空)の予約
いろんな人に「そんな航空会社あるの!?」と言われたウズベキスタン国営航空…。
成田空港から週に2回、タシケントまで直行便が飛んでます。それ以外だとソウル経由でアシアナ航空と大韓航空で毎日飛べるらしい。しかし私は乗り継ぎが面倒だと思ったのでウズベキスタン航空の直行便を選びました。それが果たして吉だったのか凶だったのかはわかりません。
予約は某旅行予約サイトを通じて予約。ネットでは「ウズベキスタン航空はリコンファーム必要」と書いてあったり、国内線のみ必要と書いてあったり、情報が混在していてはっきりしないので旅行予約サイトに問い合わせたら「確定はしていますが念のため航空会社へ直接お問い合わせください」との回答。ぬー。
メールで問い合わせたらこのメールでリコンファームしてくれるとのこと。しかしこのやりとりが…ぬるい。必要な情報をまとめて1本のメールで訊いてくれれば1往復のメールで済むのに、ひとつ返信すると次の質問、また返信すると次の質問、という感じで「最後の質問です」って書いてあった時には吹いたわ…。
せっかちな方は電話してしまいましょー。
帰りのリコンファームについては旅行記にて。

鉄道の予約
今回は二都市を旅行。タシケントからサマルカンドまで鉄道で移動しました。
(人気のヒヴァやブハラも気になったけども、ひとつの街をゆっくり極めたいタイプなので今回はニ都市におさえました)
基本的にはなんでも自分で手配したいタイプなのですが、あれこれ調べるにつけタシケント駅での切符の購入が大変そうだったのと、到着した翌日にはサマルカンドに移動したかったので現地の代理店に依頼しました。
お願いをしたのは「Advantour」http://www.advantour.com/
ウズベキスタンだけでなく中央アジア全域で手広くやっている会社のようです。日本語のページも限られていますが一応あります。しかし日本語のページから依頼をしても結局メールは英語で返ってくるので、最初から英語のページより依頼をかけたほうが二度手間にならずに良いと思います(笑)
レスポンスはかなり良いです。英語もわかりやすくて丁寧な印象。(えーっと正直ウズベキスタン航空の日本事務所よりもよっぽど良かったです…)
チケットの受取は現地オフィスに取りに行く、宿泊先ホテルに持ってきてもらうなど選べますが、私はタシケント航空脱出でかなり疲弊すると聞いていたのでそこからタクシーの交渉をすることを考えたら面倒くさく、初めての場所だし到着時のみピックアップの車をこの会社に手配してもらって、その時の受取にしました。
タシケント空港到着の時のエピソードは改めて書くとして、現地で多少の営業はありつつ(当然一応聞くよね、というレベルで全然しつこくない)断っても全然後腐れなくその後もナイスで、とてもいい会社だったと思います。

Wifi
台湾やトルコでは現地の通信会社のプリペイドWifiを購入して使いましたが、ウズベキスタンはハードルが高い…。売っているらしい情報は掴んだのですがいかんせん英語が通じない場所でというのはかなり困難。あきらめて成田でピックアップが出来るWifi端末をレンタルしました。
調べた限りではウズベキスタン向けWifiの取扱があるのは2社、グローバルWifiとグローバルデータ(通称イモトのWifi)。余裕かましていたので3週間ぐらい前になって以前使用したことがあったグローバルWifiに問い合わせてみたところ、この期間は在庫がありませんとの回答…。大慌てでイモトに問い合わせたら無事に予約出来ました。ありがとう。
通信速度が遅かったり不安定だったりしましたが、先述の通りガイドブックの情報が果てしなく少ないので絶対にネットワークは確保したほうがいいと個人的には思いました。到着した日にホテルで充電したままWifiを忘れて出かけてしまった時の心細かったこと…!街の中にはWifiを提供しているようなカフェなどはものすごく少ないし(そんな情報すら拾えない)地図や情報に外でも繋げるし、郵便局に行った時や現地の人たちと乗り合いタクシーで移動した時にGoogle翻訳アプリに繋げるのも助かりました。命綱。

言葉
ウズベキスタンはウズベク語でっす。
「旅の指差し会話ウズベク語」などという素敵なものも売っていないし、ちょうどいい感じのテキストが売ってる気配もなかったので、ネットで拾ったウズベク語会話集にお世話になりサバイバル的フレーズを付け焼き刃的にいくつか覚えていきました。ウズベキスタンではほとんど白タクなので(タクシー会社の名前が書いてあるちゃんとした風タクシーでも価格交渉要)数だけは覚えておくと便利だと思います。トルコ語と共通点多い気がしました。
あと、いろんな場所での表記はキリル文字が多いので、読み方を覚えておいたのですがそれも助かりました。食堂でのメニューもキリル文字だけだったこともあるし、タシケントの地下鉄のホームの壁にでっかく書いてある駅名がキリル文字なので、パッと見てわからないとうっかり降りそびれる可能性も!?

持って行って良かったもの
習い事関係の方でウズベキスタンに行ったことある方がチラホラいたので(それ以外は皆無)話を聞いたところ、とにかくみんな口を揃えて「トイレットペーパーは持っていけ」と…。「とにかくひどいから!」と…。そこまで言うなら、とトイレットペーパーの芯を抜いたものをひとつと、水で流せるタイプのポケットティッシュをわりとたくさん持って行きました。
ホテルに到着したときはそれなりのクオリティのものが設置してあったので、ウズベキスタン恐るるに足らずと思っていましたが、バザールやらレストランやら、おトイレおばちゃん(1回だけ「おトイレおっさん」もいた)にチップを渡すと、明らかに手でちぎった体の紙やすり状のものが無愛想に配給されるという…。うん、持っててよかった。

あとは、みなさんツアーで行かれていてその中に何人も胃腸を壊す人がいたそうで、胃腸薬はたくさん持っていくように言われました。プロフはたくさんの油で炊くし、羊肉の油も日本人はあまり慣れてなくて胃にたまりやすく、暑さゆえの冷たい飲み物とのコンボで胃がやられるそうです。私は冷たい飲み物は極力控え、食事のときは熱いチャイをガブガブ飲みまくり、ちょっと食べ過ぎたなとか胃が重いなと思ったらすぐに百草丸を飲んでいたせいか、普段から羊肉ラブだったせいか、結果まーーーーったく平気でした…。恥ずかしいくらいに健康…。
胃もたれ用、胃痛用、下痢用、などとあれこれ取り揃えて行ったし、ウズ料理にやられた時のためにタシケントに数多くある韓国料理屋もチェックしていたというのに。(トルコ料理には一度行きましたけど・笑)
帰国して数日したらさすがに胃が疲れていたのか、ちょっと調子が悪いな、くらいで済みました。

以外と役に立ったのが、S字フック。トイレで引っ掛けるところもないし…ってシチュエーションはウズベキスタンに関わらずあると思うのですが、一人旅なので連れにバッグを託すわけにもいかないし、洋式ならバッグを抱えるようにして用をたすことも出来るけど穴あき式だとそれも難しいし、床に置くなんてヒィーーーーーーーなトイレがほとんどなので、めちゃめちゃ重宝しましたよ。私は一般的な女性に比べるとトイレに対する潔癖度は低いと思うのですが(駅のトイレは絶対使わないとかいう知人もいるし…)それでもかなりひく物件が多かったです(笑)

他にも思い出したら旅行記の途中でおいおい書いていこうと思います。