2015年6月7日日曜日

ウズベキスタン旅行記(その2)到着編

いよいよ成田からタシケントへ向けて出発。
前述の通りウズベキスタン航空は事前のオンラインチェックインが出来ないので、念のため2時間前目標で早めに成田へ。遅延も多いと聞いてましたが出発は時間通りでした。機体も普通で、特に古いということもなく。あれ、ぜーんぜん余裕じゃん!
チェックインの時に気が付きましたが個人旅行とおぼしき旅客は本当に少ない…。機内はお金持ちリタイヤ世代の添乗員付き団体ツアー客がほとんどでした。

いや、まぁいーんですけど、あちこち席を行ったり来たりして「△△さんこの席だったの!」「ほら◯◯さん見てー」「あらーあの山すごい!」みたいなのが機内で延々繰り広げられるので「修学旅行の新幹線の貸しきり車両のようだ…」と思いました…。けっこううるさい……。はしゃぐじいさんに頭を殴られたり…(もちろんわざとじゃないですけどね)

目指すタシケント航空は世界の空港ワーストランキングでも5位にランクインの素敵な場所です。旧ソ連体質の名残で職員の皆さんのやる気もないし事務的だし入国や税関手続きの割り込みも激しいのだそうです。(韓国経由にしなかったのは、少しでも割り込みのストレスがないように…という理由もありました)

事前に「タシケントの中心で、愛を叫ぶ」さんのこちらのページを参考にさせて頂いていたので(他のページにもたくさん助けて頂きました!)、以下の準備はしておきました…

1. スーツケースにはFragileタグを付けてもらう
このおかげか、割りとすぐに出てきましたよー。

2. 座席は前のほうにしてもらって、着陸しドアが開いたら入国審査へ猛ダッシュ
…他の旅客はほとんどご高齢だったので、ダッシュする必要もなくぶっちぎりの1位で入国審査カウンターにたどりつきましたけどね…。
ビジネスクラスは入国審査等の手続きも優先で出来る別のカウンターがあるようで、私が猛烈な勢いで早歩きしていたら職員のおねーさんたちに何度も「ビジネス?」と訊かれました。ビジネスだったらこんなに必死で早歩きする必要ないっちゅーねん!

3.税関申告書は機内で書いて準備万端にしておく
税関申告書についても「タシケントの~」さんのこちらのページで事前に予習しておきました。

入国審査のカウンターもすぐに通過、スーツケースを受け取り、やや緊張しつつ税関申告へ挑むも全く問題なし!
何故か日本語ペラペラのおにーちゃんでした…。途中、同僚が話しかけに来て、私の手続きまだ途中なのに話に行っちゃったりしたぐらいですかね。ゆるーい感じで想定の範囲内です(笑)。

Advantourにピックアップを頼んでいましたが、普通だとゲートを出た待ち合いスペースに自分の名前のプレートをもったドライバーがいるかな?と思うところなのですが、それらしい人は全くいません。
あれ…やばい。電話してみたほうがいいかな…。
やや動揺しながらウロウロしていると職員のおにーちゃんに「外に行ってみなさい」と言われたので建物の外に出たら、囲いの外に白タクのおっちゃんやら迎えの人々がわらわらといました。空港の建物に入るのにはセキュリティチェックが必要なので、囲いの外での迎えになるみたいです。
AdvantourのTシャツを着たドライバーのおっちゃんにすぐに会えました。よかったー。

ここでわたくしおっちゃんに相談…。
「準備編」で述べましたとおりウズベキスタン航空はリコンファームが怪しい航空会社。着いた日のうちに出発ゲートのカウンターでリコンファームを済ませてしまおうと思っていたのです。しかし、出発ゲートに行くにはまたセキュリティチェックを通らなくてはなりません。しかもその時、めちゃめちゃ人であふれておりました。
おっちゃん「ホテルに向かう途中に航空会社のオフィスがあるので、寄ってやるよ!」とナイスな提案。おっちゃんが手伝ってくれて無事にリコンファーム出来ました。このサービスも考えると、割高とはいえピックアップを頼んでよかった。自分だけだったら絶対こんなにサクッと済まなかっただろうし。

何故かホテルの少し手前で車を停めて鉄道のチケットを受け取って支払いを済ませ、ホテルまでの間「明日の朝タシケント駅まで車はいるかい?15ドル」みたいな営業をさらりとかわし(要らないというとあっそう、って感じだったので、別にその後しつこく言われたり態度が変わるということもなかった)ホテルに到着。

ホテルは地下鉄パフタコールとアリシェール・ナヴォイの2路線が仕様出来るロケーション(2駅は繋がっていて中で乗り換え出来るのですが、駅名が変わるのです)でなかなか悪くなかったです。チョルスー・バザールのあるチョルスー駅にも2駅でしたし。
部屋はこの日は夕方に着いて翌朝は早い出発で、寝るだけなので狭いシングルでいいやーと思って予約したら……本当に狭かった(香港のホテルよりはマシだけど)。ベッドは「気を付け」でないと寝れないなという幅で、微妙に短く見える。バスタブ付きだと勝手に思っていたけどシャワーのみでした。バスルームはそれなりの広さがありましたけどね。うん、いい感じの独房感でした。

フロントのおねーさんは美女。一瞬そっけないかと思いつつ、サマルカンドから帰ってきた時にちゃんと覚えてくれてて他の宿泊客の対応中だったにも関わらず私の顔を見てニッコリしてくれた。わーいわーいやっぱりウズベキスタンは美女率高いよー。

(続きます)