2015年6月21日日曜日

ウズベキスタン旅行記(その4)タシケントで初日の夕食

その3からの続きです。
間違って乗ってしまった地下鉄ウズベキスタン線でアイベック駅まで行き、ユーヌサバッド線でミング・オリク駅からアミール・ティムール・ヒヨボニ駅と直結しているユーヌス・ラジャビイ駅まで行こうと思っていたのですが…ここでも新たな困難が。

アイベック駅でどうやってミング・オリク駅に乗り換えたらいいのかわからない…。

絶対表示はあると思うのですよ。しかし言葉が全くわからないので(しかも駅内の表示はキリル文字がほとんど)どうやってミング・オリク駅に向かったらいいのか見当もつかないのです。

結局コワモテの警備のおばちゃんに訊いて教えてもらいました。一見怖そうだけど親切な人が多いです。一生懸命教えてくれても言葉がわからないという悲しさはありますが、身振り手振りで教えてくれるのでだいたいわかりました。「ウズベキスタンに来るならウズベク語かロシア語マスターしてからにしなさいよ!」と思われて冷たくされても仕方がないのに、現地の皆さんの思いやりと根気強さに助けられる旅です。

地下鉄の乗り換えは、だいたいホームの中央に地下に降りるか上に昇るかの階段がある場合はそこをひたすら進むと成功する、ということを学びました。どちらもない場合(パフタコールとか)は警官や職員に訊くのが吉!

無事にユーヌス・ラジャビィ駅に到着。どこの出口から出たらいいのかなんてわかりませんので、とりあえず野生の勘で適当なところから地上に出ました。
そこで気がついたのが

Wifiをホテルに忘れた……。

そうです、あろうことか旅の命綱であるポケットWifiをホテルに忘れて来てしまったのです。出かけるまでの間念の為に充電しておこうと思ったのが運の尽き…。これではますますどうしたらいいのか途方に暮れてしまいます。

幸い、行こうと思っていたお店の地図のキャプチャをオフラインでも見れるようにEvernoteに貼り付けていたので、それと地球の歩き方の地図を頼りにお店に向かいました。
しっかし、タシケントの道はいちいち広いし、1ブロックも長いので地球の歩き方の地図では近く感じる距離がぜーんぜん!歩いても歩いても「まだー!?」ってくらいにかかります。ウズベキスタンホテルの近く、イメージではお店がたくさん並んだ賑やかな通りなのかと思いきやそうでもないし。しかも小雨まで降りだして心細さMAX…。

まぁ、そんなこんなで、なんとか辿り着きました。

Plov-samsa.uz
時計台のあるイスチクボル通りを進んだところにあります。通りの建物(別の店)の脇に大きな看板があるので、そこから小道を奥に入るとわかります。

初めてひとりで入るウズベキスタンのレストラン、どきどきです。
が、お店のおにーちゃん達は全く目もくれません。どーすりゃいいんだー。



とりあえず1人とっ捕まえて「プロフ、オシュ」を連呼しました。私がウズベク語が出来ないことを察すると、隣の建物(2つの建物にまたがっている)から英語が出来るおねえさんを連れてきてくれました。よかったー!リサ・クードロー似のべっぴんさんです。

サモサも美味しいらしいので気になったのですが、まずはプロフ…。そしてもちろん、熱いチャイも注文。プロフは油っこくてその慣れない油で日本人は胃を壊しやすいと聞いていたので、とにかく熱いチャイをこれでもか、これでもかというほどグビグビ流し込みながら食べます。

 
なんかもう…このテーブルクロスと食器で感無量…。プロフ、美味しく頂きました。

外にはチャイハネ台(正式名称わからず)もあって、ここでのんびりお茶飲んだらさぞかし気持ちがいいだろうなーと思いました。



すっかり気分がよくなり、地球の歩き方の地図に「スーパーマーケット」の文字が見えたので、せっかくだから腹ごなしに行ってみようと思って向かったら、歩けど歩けど辿りつけない…。思った以上に遠いんですよ。街灯も多くないし、ここで迷子になったら洒落にならん、ネットワークもないし…と途中で諦め、地下鉄の駅の場所を聞きまくりながら帰路につきました。ぐったりしながら初日の冒険が終わりです…。

続きます。