2015年7月13日月曜日

ウズベキスタン旅行記(その6)サマルカンド到着、レギスタン広場へ

サマルカンド駅にとうちゃーこ!(by 火野正平)
初めて訪れる国で、首都から離れた町へ列車でやってくるというのはなかなかエキサイティングな体験です。ぼっち旅だし。
例にもれず駅を出ると白タクのおっちゃん攻撃。というか、ちゃんとしたタクシー会社の看板をかかげていてもメーターがないので、この国はほぼ総白タクみたいなんですけども…。サマルカンドでは最近メーター制のタクシーが増えていると何かで読みましたが、一度もお目にかかりませんでした。
そんなわけで群がるおっさんたちをなぎ倒し、通りまで出てみましたがいざ探すとタクシー捕まらず。あれれ。暑いし荷物あるので早くタクシーとめたい。目力を駆使してやっと捕まえて乗り込んだドライバーのおっちゃんは、ゴルゴ松本に似ていました。
ゴルゴは欧州で暮らしていたことがあるらしく、英語も出来たので助かりました。途中、ホテルに電話を入れて「今からそっちに泊まるお客を連れてくから!(推測)」と知らせておいてくれたり、とてもいいおっちゃん。サマルカンド駅からホテルまで5000スムで行ってくれました。

無事にホテルに到着。ちょっと早い時間だったけど、チェックインを済ませました。部屋にはまだ入れなかったので、この時点では荷物だけ預けて後で部屋に入りました。
このホテルがとってもとってもいい感じ。グリ・アミールのすぐそばです。レギスタン広場のほうにも歩いていけるし、新市街もお散歩圏内(サマルカンド自体がそれほど大きな街ではないというのもありますが)。
お部屋もキレイで素敵ですよ。カーテンもベッドもウズウズしくて可愛いし、収納もたっぷりなので数日間の滞在には嬉しい。タシケントで泊まったホテルよりもテレビのチャンネル数が多い!(と言っても中東や中央アジアのチャンネルが占めていましたが…私はずっと中東の音楽チャンネルを点けっぱなしにしていました)。部屋のWifiが不安定なのと、ドライヤーが壁掛け式で風力が弱い(MAXにすると熱くて持っていられない)のがやや残念でしたが。
最初ツインのめちゃ広い部屋に通されて、あれ、ダブルの部屋を予約したのになんかおかしいと思いつつも喜んでいたら、夕食から戻ったら「ごめん間違ってた」とダブルの部屋に荷物を動かされてましたけどね(笑)でも前の部屋は1人で困るくらい広かったので、良かったです。


サマルカンドの天気は最高。暑いけど湿度が低いので木陰は本当に気持ちがいいです。日差しは殺人的に強いですが。とりあえず、徒歩で行けるレギスタン広場に行ってみることにしました。
タシケントほどではありませんが、やっぱり地球の歩き方だと近く見えるのに歩くと遠いです(でも、歩けなくはないですよ)。

いやー、でっかい、でっかいですレギスタン広場!


入場チケット売り場らしきものはあるのですがわーっと人がたむろしていて無秩序。順番とかありません。金額も表記されていないのでおっさんをとっ捕まえて値段を聞いてみると、すみません正確な金額忘れましたがその辺のウズベク人より明らかに高額なUSドル…(5ドルか7ドルぐらいだったかと思うのですが)。でもウズベク人価格と外国人価格はこの後どこに行っても違ったので、それがこの国のスタンダードのようです。旧社会主義国だからですかね。私の渋い顔を見ておっさんが「写真を撮りたいなら○○ドル(数ドル高い)けど、きみは特別にその分の値段は要らないよ!」と。はいはい、どうもありがとうございまーす(棒読み)。

しかしメドレセの美しさにそんな渋い気持ちも吹っ飛びます。あーすごいわウズベキスタン!メドレセの中は土産物屋だらけですけどね。ウズっぽいストールが欲しいなと旅行前から思っていて、何気にちょっとある店を覗いたら日本語の喋れるおにーちゃんに捕まりました。トルコだと日本語が喋れる客引きはたくさんいますがウズにもいるんだ、とちょっと面白くなり、店内をチラ見することに。気に入ったものがあったけども向こうの言い値は40ドル。そりゃないわとディスカウント、でもそれでも買うには至らず「いいや他の店も見てから決めるわ」と言うと「ハイクオリティー」の連呼(まぁ、よくあることです)。私はハイクオリティーじゃなくてもいいからデザインがキレイで安いのがいいのバイバーイと去ろうとしたら、結局半額以下の私の言い値になりました。なんだかすまんなぁ。へっへっへ。
しかし日本語喋れるにーちゃんが言うことはトルコと似ているね。日本人好き、日本に彼女いる、1人旅寂しいでしょ?えっ寂しくないの?でも食事は寂しいでしょ?えっ寂しくないの?せめてランチでも!アナタ魅力的!時間があったら連絡ちょうだい!の流れ…。
「1人大好き全然寂しくない」を100回ぐらい連呼してその店を立ち去りました。いい買い物させてもらいましたよ。

その後ティラカリ・メドレセを見学。礼拝堂の天井の青と金の美しさにしばし言葉を失う…。


ほわあ~っと見惚れて写真を撮りまくっていると、突然おばちゃん達に周囲を包囲されたので、ああここ一番写真撮りたいスポットだよね、私邪魔だよねと退こうとすると、左右からガシッと両腕をホールドされました。
え?
一瞬わけがわかりませんでしたが、どうやら「一緒に写真に入って!」ってことのようです(笑)
おばちゃん達に囲まれ、真ん中でにっこり笑って記念撮影する私。な、なんなんだー!!!
写真を撮ると「スパシーバ~」とお礼を言われました。ロシア系の人達だったのか、ウズの人も外国人にはロシア語で話しかけるのでウズ人だったのか定かではありませんが、私もへらへらと「スパシーバ~~~」と笑顔で手を振りました。私もその写真欲しかったな、とその後で思いました。残念。
(この前でおばちゃん達と記念撮影)




アラビア書道の先生に「ウルグベク・メドレセで羊皮紙にアラビア文字を書いて商売してるおっさんがいるよ」と聞いていたので探してみると、いました!しかしかなり繁盛していて人だかりが出来ており、簡単に近づけない。
先生には「もさん(私)のほうがよっぽど上手っていうレベルですよ」と言われてましたがそんなのリップサービスだとわかっていますよ私でも・・・。羊皮紙に書くと上手に見えるもんだなぁ(あれ?)でも実際、羊皮紙に書けって言われても簡単に書けない。




シェルドル・メドレセのアーチの人面虎はどうしても人面蟹に見えてしまうなと思いつつ、お腹が空いてきたので昼ご飯へ。



続きます。